森脇慶子の偏愛ニューオープン⑤部位に合わせたタレ使いが巧みな「焼肉 誇味山」

カテゴリー/ GOURMET |投稿者/ Gouret&Traveller
2019年05月31日

焼肉 誇味山(こみやま)

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焼肉は塩よりタレ派ーという方に、ぜひ足を運んで頂きたい一軒が、ここ「誇味山」。
2019年の1月11日、西麻布にオープンした焼肉店だ。店は新しいものの、ご主人の込山秀規さんは伝説の名店「ら・ぼうふ」で店長を務め、駒沢「コソット」を予約の取れない人気店に仕たてあげた焼肉界のレジェンド。

 

IMG_2966カウンターがメインのこの店では、おまかせのコース一本で勝負している(深夜はアラカルト)。
「焼肉はやはりタレ。タレに店の味や個性が現れるわけだし、何と言っても白いご飯との相性は最強でしょう」とは込山さん。そのことば通り、コースに登場する全12種余りの部位は、各々の特徴に合わせたタレ使いが実に巧み。

 

 

IMG_2968たとえば、サーロインはベースのモミダレのみの味付けに対し、うわみすじはわさび醤油、さらに脂が強めなみすじはモミダレに味噌だれやコチジャン、ニンニク等を加え、やや辛口にすると言った按配だ。いずれも肉の味を殺さぬ程度の絶妙な味加減が見事。

ちなみに扱う牛は、銘柄にはこだわらぬものの、「A5の処女牛と決めている」そうで、込山さん自ら芝浦まで足を運び、その目で納得したものだけを一頭買いしている。

 

 

 

焼肉 誇味山(こみやま)
東京都港区西麻布西麻布1-15-9ラ・アルタ西麻布ビル1F
・東京メトロ千代田線 乃木坂駅 5番出口 徒歩7分
・東京メトロ日比谷線 六本木駅 2場出口 徒歩12分
・東京メトロ銀座線 表参道駅 A5出口 徒歩15分
03-6434-9729
Dinner:19:00〜26:00
定休 日曜日 , 祝日
https://komiyama-nishiazabu.tokyo/

 

森脇慶子(もりわき けいこ)
「dancyu」や女性誌などで広く活躍する料理ライター。毎日、取材はもちろん、プライベートでもひたすら食べ歩く。著書に「東京最高のレストラン(共著)」(ぴあ)、「行列レストランのまかないレシピ」(ぴあ)ほか。

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