「レター プレス レターズ」ランチと焼き菓子のカフェは活版印刷工房
2019年08月06日
Letterpress Letters (レター プレス レターズ)
富ヶ谷にあるカフェ、Letterpress Letter。代々木八幡から10分、東大駒場前から15分と、決してアクセスはよくないこのカフェがひそかに人気を呼んでいる。もともとは、食を中心に幅広い分野のエディトリアルデザインを手がける「細山田デザイン事務所」のオフィスのミーティングスペースを兼ねた社員食堂だった。いまも、夜は、社員のためにローテーションで料理家がやってきては、贅沢なディナーを楽しんでいる。センスあるメニューの数々は、レシピ本としても出版された。
そんなLetterpress Letterがカフェとして一般に開放された。料理やお菓子を担当するのは、田村亜弥さん。そもそも外資系化粧品会社のマーケティングを担当し、パリ本社に5年弱、シンガポールに2年、海外での仕事経験を持つエリートだ。5歳だった娘さんを連れて単身赴任したというがんばり屋さん。パリのカフェで食べることができるようなチキンのロティやじゃがいもの料理、パルマンティエなどを提供している。
子供の頃から料理が好きだったという田村さんは、忙しい業務の間、コルドンブルーに毎週末通い、卒業。子供も大きくなり、このお店をオープンした。
ランチは日替わりで4種類、お菓子は焼き菓子、タルト3種類とパウンドケーキ3〜4種類。コーヒーはオーストラリアの人気ブランドのシグネチャーブレンド、シングル O(オー) 。苦味と酸味がきいたコーヒーだ。
田村さんは、事務所が立ち上げた活版印刷のブランド〈レタープレスレターズ〉のディレクターでもある。店内ではヴィンテージの活版印刷機で作ったカードも販売。今後は活版印刷のワークショップなども開催する予定。
人気のタルト2種。430円
アーモンドタルト
ココナッツの縁どりがあり、中にラズベリーのピュレを入れた。アーモンドクリームを投入する前にローストしたココナツを敷く。
チョコレートタルト
パートシュクレ、ヘーゼルナッツをから煎りして粉砕したもの、真ん中がヘーゼルナッツとカスタードクリーム、その上のタルト生地にノルマンディーの岩塩で構成。
パウンドケーキは3〜4種類。380円。
マジパンペースト、バターが練りこんである。アールグレイ味は、葉がそのまま入れてある。三温糖とざらめでカリッと素朴な感じを出したタイプも。
Letterpresspress Letters
東京都渋谷区富ケ谷2-20-2
03-6407-0015
水曜から土曜 8:00〜17:00
「「円山応挙から近代京都画壇へ」円山・四条派の系譜をたどる東京初の大規模展」