3000円台までのリーズナブルな贅沢ランチ⑨「ラドニス」オーベルジュのような温もりのなかで

カテゴリー/ GOURMET |投稿者/ Gouret&Traveller
2018年01月26日

3000円台までのコースメニューで、味、雰囲気、サービスと3拍子揃った良心的なレストランをピックアップする連載「3000円台までのリーズナブルな贅沢ランチ」、第9回目は、オーベルジュのような温もりのなか、グランメゾンのサービスと料理が楽しめる「レストラン ラドニス」の3200円のランチコースをご紹介します。

 

 

 

Restaurant L’adonis(レストラン ラドニス)

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IMG_8455地下鉄外苑前から徒歩約10分、外苑西通りの小道を入ってすぐ、ベージュ色のタイル張りに白い出窓が瀟洒な一軒家風の外観が見えてくる。アーチ型の門をくぐり、欧風のどっしりした扉を開けて店内に入ると、ブラウンでまとめられたシックで落ち着いた空間が広がる。店名の“ラドニス”は、福寿草を意味し、“幸せを招く”という花言葉をもつ。その名の通り温もりを感じさせるこぢんまりとした心地よい18席がまっさらのクロスもまぶしく並んでいる。

運ばれてくる白一色のお皿に、ひときわ艶やかに絵画のごとく料理を盛り付けていく入江誠シェフ。ひと皿ひと皿のビジュアルはアーティスティックで繊細。味わいは、しっかりとした技術に裏付けられたフレンチ。そこに少し変化球を織り交ぜた入江誠シェフならではの軽やかな味わいが印象的だ。伝統的なフランス料理を崩さず、オーソドックスな組み合わせを独自にアレンジする。

 

 

 

 

 

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入江シェフは1975年札幌出身。子供の頃から台所が遊び場。なぜか一番居心地の良い空間だった。母親の料理を手伝うのが楽しかった。おりしも「料理天国」や「料理の鉄人」など料理番組が人気絶頂のころ。テレビで見たフランス料理に憧れた。
服部栄養専門学校を卒業後、西麻布「クイーン・アリス」へ。入江シェフが尊敬する石鍋裕シェフに師事する。5年間修行ののち渡仏。フランスの政財界御用達として知られるパリ「ルカ・キャルトン」を皮切りに、ブルゴーニュ「ラ・コート・ドール」、マルセイユ「プチ・ニース・パセダ」など、5軒の三つ星レストランで研鑽を積む。帰国後、パリの三つ星レストラン、ピエール・ガニェールの日本初進出店である表参道「ピエール・ガニェール・ア・東京」のシェフを任される。2013年オープンの「レストラン・イリエ・ル・ジョワイユー」のを経て、2017年3月「レストラン ラドニス」シェフに就任。

 

 

 

 

 

 

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グランメゾンを渡り歩いた経験を生かし、ガストロノミックな料理をハイクラスのサービスで、しかし、肩肘張らず温かみを感じるオーベルジュのような雰囲気で味わってもらいたいという。正統派フランス料理の王道を進みながらも、和の食材を盛り込んで日本ならではの季節感を演出。最良の調理法で最大限素材の持ち味を引き出す。コースにおいて一品一品がどの位置づけなのかを念頭に構成を綿密に組み立てる。食材の持ち味を壊さないように、「自然を食す」「記憶に残る料理」をめざし、「素材を活かす」という課題に取り組んでいく。

そんな入江シェフのエスプリあふれる料理やワインをサーブしてくれるのは、「ピエール・ガニェール・ア・東京」のオープンから仕事をともにしてきたオーナーの坂井ひろし氏。グランメゾンを知り尽くした2人のコンビネーションで、入江シェフの料理の世界を広げていく。

 

 

 

 

マルシェコース    3200円+サービス料                     
前菜+スープ+メイン+デザート

 

ホタテ貝のルージュサラダ シェーブルクリームと燻製ドレッシング

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オーブンでじっくり焼いて甘みを出したビーツ、うずまきビーツ、紅辛大根、ラディッシュ、玉ねぎのピクルス、ビーツの色を加えてピンクにしたものなど赤でまとめられた目にも鮮やかなサラダ。ドレッシングにも赤ビーツのエキスを入れて色づける。オイルは燻製してあり香り高い。ホタテの表面を湯引きして甘みを出し、ロースト・ピクルスと生野菜、シェーブルのチーズを添え、さまざまな食感を楽むことができる。

 

 

 

 

 

 

ごぼうのポタージュ

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フォアグラのオイル、牛乳のムースを浮かべて。マッシュルームやグリンピースやとうもろこしなど季節の素材で変わる。雑味なく、純粋なごぼうの旨味が詰まっている。

 

 

 

 

 

 

もち豚肉のロースト 濃厚な栗のピューレ チョリソーのアクセント

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実際に食べてみて自分のスタイルに合うか素材をセレクトしているという入江シェフ。柔らかくゆっくりローストした新潟のもち豚をカットしてアンディーブのサラダを添えドレッシングを効かせる。肉のドレッシングに合わせてナッツのオイルを使うが、どんぐりを食べたイベリコ豚がおいしいようにナッツと豚肉は合う。さらにビネガーで酸味を加えると軽やかに。もち豚の絶妙の火入れが噛むほどに旨味を感じる。食べる機会はあまりない生の栗を散らし、平茸などきのこ類をさっと炒めてチョリソーを加えアクセントに。栗のピューレを添えて、旬の味わい深いひと皿。

 

 

 

 

 

ヨーグルトのババロア、洋梨と白ワインのジュレを浮かべて

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下層からヨーグルトのババロア、洋梨のソースとコンポート、ゆずのソース、白ワインのゼリー。かんてんを使っており、ゼラチンのババロアよりもちっとした歯ごたえのある食感をあえて出した。ヨーグルトの酸味を効かせ、柚が入ることで味が締まる。

 

 

 

 

 

 

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レストラン ラドニス
03-6721-1881(予約専用番号)
東京都渋谷区神宮前2-3-30
神宮前ベーシックビル1階
銀座線外苑前駅から徒歩約9分
大江戸線国立競技場駅から徒歩約10分
JR千駄ヶ谷駅から徒歩約12分
昼 / 12:00 ~ 14:00 L.O
夜 / 18:00 ~ 21:00 L.O
月曜日休み
(月曜日が祝祭日の場合は、翌日火曜日が定休日)
ランチ
テロワールコース 4500円、プレジールコース 6000円
ディナー 8000円〜

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