パリからの小さな旅 フランス観光親善大使 リカちゃんが案内するフランス・ノルマンディー 

カテゴリー/ PARIS |投稿者/ Gouret&Traveller
2018年02月11日

8世紀末、ノルマン人が建国したノルマンディ公国に始まるノルマンディ地方。今も独自の文化を伝え、ド-バー海峡沿いに進むとブルターニュにかけての海岸線には、奇蹟の修道院・モンサンミッシェルがそびえ立っています。新鮮な魚介がおいしく、マルシェを見るだけでも楽しい。パリから日帰りでも楽しめる観光スポットがたくさんあります。

リカちゃんのパリ、イル・ド・フランス案内はこちらから

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ブーヴロン・アン・オージュ( Beuvron en Auge)

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シードル街道沿いに木組みの民家が魅力的な村があります。フランスの北西部、バス・ノルマンディ地方、カルヴァドス県、カーンの近くにある「最も美しい村」のひとつ。ほかに「花の咲く村」にも選ばれており、訪れる価値のある村です。人口約230人、小さな村には1本のメインストリートしかありません。ノルマンディー独特のコロンバージュ(木組み造り)の家が並び、それぞれの窓には美しい季節の花々が飾られています。シードル屋さんやパン屋さん、中央広場には、アンティークショップや雑貨店、1つ星のレストラン、クレープ屋さんが集まっています。ノルマンディーが短い通りにあふれています。

アクセス
パリのSt-Lazareサン・ラザール駅から在来線(Corail Intercitésコライユ・アンテルシテ)でCaenカーン駅まで約2時間。本数は平日で9本程度。カーン駅から約30㎞ 、タクシーかレンタカーで約35分。

 

 

 

 

馬の生育が有名なオージュ地方へ

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名産地凱旋門賞の開催の日に、凱旋門賞の優勝馬を生んだことがあります。オージュ地方(Pays d’Auge)は、ドーヴィルやオンフルールなどの港町が面したセーヌ湾の南側内陸。のどかな牧草地やりんご畑が広がる丘陵地帯に、おとぎ話のように可愛い木組みの家の村が点在しており、ノルマンディーらしいの田園風景が広がっています。ビーヴロン村はオージュで一番可愛い村と言われています。花に彩られた家々はおとぎの国のようです。

 

〇アクセス

◆パリ(Paris)から 212km、2時間30分
―パリの西側から高速道路A13号線でポン・ド・ノルマンディー(Pont de Normandie)/オンフルール(Honfleur)/ドーヴィル(Deauville)/トルヴィル(Trouville)/カーン(Caen)方面へ166km

 

 

 

ドーヴィル  映画「男と女」の舞台は高級リゾート地

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パリのサン・ラザール駅から電車で約2時間20分でトゥルーヴィル・ドーヴィル駅に到着します。駅を出て右手が庶民的なトゥルーヴィル、左手が高級リゾート、ドーヴィル。異なる雰囲気を持つ2つの町が隣り合わせになっています。1830年代、パリから気軽に行けることから避暑地としてパリの裕福な人々がこぞって押し寄せ、ひなびた漁村が一気に社交界の地となったそうです。高級ブランドのブチックが並び、日曜日もオ-プンしているので、お店が休みになるパリの街をはなれてドーヴィルを訪れるのもおすすめです。
映画「男と女」の舞台となり、映画にも登場する海岸の板張りの遊歩道「レ・プランシュ」がロマンチックです。 見渡す海はドーバー海峡。夏のビーチには洗練されたパラソルとキャビンが並びます。これらのキャビンのそれぞれには、アメリカ映画祭に出席するためにドーヴィルを訪れた映画スターの名前がつけられています。近くにある「男と女」を監督したクロード・ルルーシュ広場もぜひ訪れたい場所です。ドーヴィルの町の中心にあるのがモルニー広場。その近くには木骨造りの市庁舎や、「アレット」と呼ばれる木造の市場 があります。 町を散策すれば、19世紀末から20世紀初頭にかけて造られたたくさんのヴィラ(別荘)が見られます。特に名高いのが、1907年に建てられたストラスブルジェ邸(villa Strassburger)。もとは作家フローベールの所有地で、現在はドーヴィル市に寄贈され、夏期は一般公開されています。

トゥルーヴィルシュールメール    歴史あるフィッシュマーケット、サヴィニャック巡りも楽しい

コロー、ブーダン、クールベ、モネなど画家たち、フロベール、デュマなどの小説家たちも風光明媚な海岸に創作意欲を刺激され訪れ数々の作品を残しています。現代では日本でも人気のあるポスター画家、レイモン・サヴィニャックが2002年に亡くなるまでの晩年の20年を過ごした町です。エール・フランスやモン・サボンのポスターは誰しも目にしたことがあるはず。町にはたくさんのサヴィニャックの絵を見かけます。のんびり散歩しながらサヴィニャック巡りをするのも楽しいでしょう。

〇アクセス
鉄道 : パリ・サン・ラザール駅~ドーヴィル・トルーヴィル駅が約2時間

 

 

 

 

りんご農園 北フランスはりんごの産地としても有名

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ノルマンディーといえば、りんごのお酒、シードル。りんごを発酵させて造られる発泡性のお酒です。シードルを蒸留するとリンゴのブランデーが得られ、中でも有名なものに「カルヴァドス」があります。
酪農の盛んな地方だけあり、料理は「ソース・ノルマンド (Sauce Normande)」と呼ばれるクリームソースが特徴といえます。ドーバー海峡で獲れる舌平目やホタテ貝、ムール貝、牡蠣などの魚介類をローストしたり蒸して、クリームで仕上げます。鶏肉をバターで炒めてカルヴァドスで風味付けをした料理は「オージュ渓谷風」と呼ばれ、クリームソースが添えられます。クレープにシードルもノルマンディーらしい組み合わせです。

 

 

 

 

 

 

オンフルール 数々の作品に描かれ、印象派を生んだ港町

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街の中心の港には、船やヨットが係留され、港町らしい雰囲気が漂います。ノルマンディーらしく、この町も木組みの家が建ち並び、船大工たちが造船の技術を使い建てた、フランスで最大の木造の教会、木造のサント・カトリーヌ教会など独特の建築も見逃せません。 教会の別棟には15世紀末につくられた木造の鐘楼があり、町のシンボルになっています。ノルマンディーの民族衣装などを見ることができるウジェーヌ・ブーダン美術館では、「外光派」の一人として印象派に影響を与えたブーダンの作品が集められています。町にかかる近代的なデザインのノルマンディ橋からはセーヌ川の対岸にあるル・アーブルに渡れます。    

〇アクセス
鉄道:パリのサン・ラザール駅からリジュー(LISIEUX)駅まで1時間40分、リジュー駅からバスで約40分~1時間   

 

 

 

 

 

エトルタ  印象派の画家が描いた岸壁の絶景

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印象派のモチーフとして有名なドーバー海峡に面したエトルタ。断崖絶壁で有名な人気の観光地です。ブーダン、クールベ、モネをはじめとする多くの画家が断崖の風景を描いています。文豪モーパッサンが「象の鼻」と呼んだアヴァルの断崖は、光や海の変化にあわせ刻々とその表情を変える絶景。高さ51mのとがった岩が海面からそびえたつ「エトルタの針」も圧巻です。断崖の上にある散歩道からは、左側にマンヌポルトの巨大なアーチ、中央にエトルタの針、右側にアモンの断崖を見渡すパノラマが楽しめます。   アモンの断崖は、エトルタの町の右側にあり、石灰岩の白い断崖になっています。
「怪盗ルパン」シリーズを書いたモーリス・ルブランが暮らした町としても知られており、現在では住居していた「アルセーヌ・ルパンの館」が一般公開されています。エトルタの崖から構想を得た『奇岩城』の模型や、ルパンが盗んだ宝、身につけていたマントなどが展示されています。  

 

〇アクセス
パリのサン=ラザール(Saint-Lazard)駅から電車に乗り、ル・アーヴル(Le Havre)駅下車(約2時間)。ル・アーヴルからBのバス停にある24番のバスに乗車(約1時間)Etretat – Mairie(市役所)で降りましょう。バス発着所の広場には観光案内所もあります。

 

 

 

 

ル・シャトー・シャン・ドュ・バタイユ 気鋭のデザイナー、ジャック・ガルシアの貴重なコレクション

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ル・シャトー・シャン・ドュ・バタイユ(Le Château du Champ-de-Bataille
) は、フランスの18世紀の建造物のなかでも特に美しく、38ヘクタールにも及ぶフランス式庭園に建てられたお城。ギヨーム長刀公によって征服されたノルマンディーからの独立地域であったこの地に建てられました。古典的なお城ををバックに、現代的な公園が広がります。 気鋭のインテリア・デザイナー、ジャック・ガルシアがさまざまなスタイルを混合することによって城を再生しました。 

見逃せないのは、シャン・ドュ・バタイユのグラン・ザパルトマン(Grands appartements)です。床から天井まで埋め尽くされたバロック様式の装飾の内装に傑作コレクションの数々。革命時には散ってしまいましたが、オーナーの熱意によって再び集められた貴重な作品群です。古物商であるこの建物のオーナーのコレクションは、値もつけられないほど価値のあるものです。庭師ルノートルの発想を得た傑作、シャン・ドュ・バタイユの庭は古典様式で、未完成であった建物が絢爛たるお城に蘇りました。 1年に1度、シャン・ドュ・バタイユの城ではオペラが上演されます。

 

〇アクセス
8 Château du Champ de Bataille
27110 Sainte Opportune du Bosc
Eure – Normandie – France
Email: contact@lechateauduchampdebataille.com
Téléphone: +33(0) 2 32 34 84 34
Fax: +33 (0) 2 32 35 18 38

 

 

ジヴェルニー   緑と花々であふれる印象派モネの自宅

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ジヴェルニーは印象派の巨匠クロード・モネが43歳から亡くなるまで暮らした邸宅です。淡いピンク色の外壁や内部の調度品は修復され、当時のままを再見しています。美しい庭園はモネ自らが設計したもの。パリのオランジュリー美術館やオルセー美術館に所蔵されている睡蓮や日本庭園の絵のなかの風景が広がります。花が咲き乱れ、しだれ柳が水面に影を落とす蓮池はまさに「睡蓮」の作品を思い浮かべることでしょう。美術館で作品をを見てから訪れると感動もひとしおです。池には太鼓橋がかかり、モネが傾倒していた日本の風景をうかがわせます。花の咲いていない冬は閉館になります。 
館内にモネの作品はありませんが、モネが収集した日本の版画コレクションが展示されています。
またモネに惹かれて多くの印象派、特にアメリカ人の画家が村に滞在し、20世紀初頭、ジヴェルニーは芸術家の村として賑わいをみせました。 近くには印象派美術館があり、モネの作品も収蔵されています。

 

〇アクセス
鉄道/パリのサン・ラザール駅からルーアン方面息の列車でヴェルノン Vernon 駅下車。パリから所要約50分。ここからジヴェルニーまでは約5km。ここからバスまたはタクシーを利用する。バスは本数は少なく、タクシーの台数もあま りない。パリから日帰りツアーも催行されている。  

84, rue Claude Monet – 27620 GIVERNY www.fondation-monet.com/(英語)

 

旅の情報はこちらでチェック 
ノルマンディー地方観光局(取材協力)
www.normandie-tourisme.fr/

 

ノルマンディーの観光参考ルート
パリ~ジヴェルニー→73 km 、1時間半
ジヴェルニー~コネル→36 km、45分
コネル~ルーアン→ 29 km、35分
ルーアン~エトルタ→ 83 km、1時間半
エトルター~ル・アーヴル→ 28 km、30分
ル・アーヴル~オンフルール→ 25 km、30分


パリから
* ジヴェルニー→ヴェルノンまで40分。ヴェルノンからバスで10分
* ドーヴィル、トゥルーヴィル→2時間
* オンフルール→ドーヴィルよりバスで20分
* ル・アーヴル→3時間30分
* モン・サン=ミッシェル→レンヌ経由で3時間45分
* カン→1時間45分
* ルーアン→1時間

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