輝く女性インタビュー⑦中村江里子さん『セゾン・ド・エリコ』最新号パリを感じる文房具特集

カテゴリー/ PARIS |投稿者/ Gouret&Traveller
2018年04月11日

 輝く女性インタビュー⑦

中村江里子さん (フリーアナウンサー)

【最新小データ】中村江里子宣材写真 (2)

パリに暮らしてもう10年以上。子供たちが大きくなってきても一向に「子育てひと段落」という感覚はありませんが、自分の時間を持つことも大切だと思うようになりました。原稿を書く仕事や本を作る仕事にも携わらせていただいています。特に朝日新聞デジタルの連載「パリからあなたへ」は100回まで続き、終わったときは正直、やり切ったという満足感と・・・実は肩の力が抜けました(笑)原稿を書く仕事はほんとうに過酷だなと思っています。なんといってもテーマを見つけるのが大変!! 大きな文化の違いだけではなく小さな日常の違いなどもありますから、毎日の生活の中で様々なことを細かく観察をするようになりました。

 

 

 

セゾン・ド・エリコvol.8表紙画像

『セゾン・ド・エリコ』は1年に2回の発売で3月15日発売の号で8号目になりました。毎回テーマを決めて特集を作ります。今回は私の大好きな文房具です。「パリのときめき文房具と東京&京都のこだわり文房具」とパリ、東京、京都の文房具屋さんを紹介しています。パーソナルマガジンと呼ばれるものなので、私の目を通したパリの生活や日本の生活、テーマに合った日仏の情報を掲載しています。今回の文房具特集では、クオリティの高い文具が多い京都のお店もご案内しています。子供の時から文房具が好きで香り付き消しゴムや曲がる鉛筆など小学校時代に集めたものが今でも実家にとってあります。 パリではノートや便箋、封筒など、紙の美しさに魅了されています。伝統的な老舗はもちろん、新世代デザイナーにも注目しました。たとえば、「アントワネット・ポワッソン」。18世紀の型染め紙づくりの技法を受け継ぐ一点物で、歴史的建造物の壁紙修復を手がける若い3人が2012年に立ち上げたブランドです。 一方、1890年創業の老舗、世界中の上流階級に愛されてきた「アルモリアル」。この機会に憧れていた封蝋印をオーダーしました。フランスはバリエーションがやはり豊かですね。東京では、ノートとインクがオリジナルで作れる「カキモリ」で自分だけのノートと青のインクを作っていただきました。ほかにも見るだけで楽しいかわいい文房具がたくさん登場しています。

 

ファミリーのプライベート写真が掲載されている「バルト家なう!」は好評をいただいているページです。今回は、アパルトマンの中庭でのガーデンパーティーの様子や恒例の子供達のファッションスナップのページも。以前、ブログで14歳の長女の全身黒のコーディネートをご紹介したことがあるのですが、「日本の中学生とずいぶん違いますね」というコメントをいただき、日本とフランスの子供のファッションの違いをあらためて感じました。フランスの女の子はほとんどパンツスタイルで全身黒の子も多いのですよ。 長男はバレエを始めました。小さいころから興味があったのですが、昨年の秋に「やっぱりバレエをやりたい!」って。去年日本で「ビリー・エリオット」の舞台を見て、「やっぱりやりたい!!」という気持ちが確信に変わったのですね。10歳半でのスタートですからまだどうなるかわからないですが、好きなことがあるということが母親としてとっても嬉しいのです。水泳の選手コースに入っているので週3、4回泳いでいますが、それは息子曰く「仕事」とのこと。毎週水曜の夜になると「早く明日にならないかな、明日はダンスがあるから」というほど夢中です。息子にとって今は、バレエは「喜び」なのだそうです。

 

 

05-096『セゾン・ド・エリコ』Vol.8(扶桑社)より  撮影/黒沼 諭(aosora)

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この号で発表させていただいているのは「レリアン」さんの50周年の記念のプロジェクト。洋服と雑貨のデザイン・プロデュースをさせていただくことになり、全部で16パターン作りました。この5月から店頭で販売される予定です。テーマは「南仏プロヴァンスへの旅」。といっても日常的に着られるようなデザインで、清潔感があるきちんとした着回しができる大人のスタイルをコンセプトにしています。私が愛用している白いシャツをアレンジしたものもあります。ここ数年、ゆったりとしたラインのスカートが好きになり、楽しいプリントのフレアスカートを作ったり。コンビネゾンが好きなので紺色でノースリーブがあったらいいなと、自分がほしいもの、そして皆さんにも気軽に着ていただけるものをコラボレーションさせていただきました。はやりのものではなく、いつまでも着ていただけて、合わせるものによって雰囲気が変わるようなデザインを意識しました。Tシャツも襟ぐりを少し大きめにして首元がきれいに見えるように大人のテイストで。バッグやアクセサリーなどの小物も作らせていただきました。マルシェに行く時はチェーンをつけてカジュアルに、夜はチェーンをはずしてクラッチとして使えるかごバッグなど、私の大好きなアイテムばかりです。 母娘旅のページもご好評いただいています。毎号、母と旅に出ています!!今回は星のリゾート 界 加賀の山代温泉。加賀百万石の伝統文化を体験しました。 次の号は10月発売で、小淵沢リゾナーレに行く予定です。リゾナーレでは、ワイナリーが近くにあり、ワインの旅を企画中で、大人の旅の楽しみ方をご紹介します。

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中村 江里子  ERIKO NAKAMURA 
(フリーアナウンサー・タレント)
東京都出身。立教大学経済学部経済学科卒業。1991年フジテレビへ入社、アナウンサーとして活躍。1999年フジテレビを退職し、フリーアナウンサーとなる。2001年にフランス人のシャルル・エドワード・バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリに移す。妻であり、3児の母でもある。現在はパリと東京を行き来しながら、テレビや雑誌、講演会、イベントなどの仕事を続ける。著書も多数。趣味 映画鑑賞、読書、ドライブ、文房具集め。B’zファン。

『セゾン・ド・エリコ vol.8』(扶桑社) 中村江里子のデイリー・スタイルVOL.8 好評発売中!
VOL.9 2018.10.15発売予定!!

 

 

 

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