多様なテロワールが生み出す、魅力あふれるラングドック・ワイン

カテゴリー/ GOURMET |投稿者/ Gouret&Traveller
2018年05月26日

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5月25日は、世界中で「ラングドックの日」です。今やフランスでトップの生産量を誇るラングドック・ワイン。多彩なぶどう品種から実にバラエティー豊かなワインが作られています。食前から食後のデザート、家庭料理から高級レストランまで、さまざまなシーンで楽しめるワインが揃っています。熟成を待たずリリース後すぐ楽しめるラングドック・ワイン。毎日の食事に合わせて気軽に楽しめる親しみやすさも魅力です。
「ラングドックの日」にエクスポート・ミッションの担当者、エステル・ナイホフ(写真下)さんがフランスから来日、東京西麻布のレストラン Azur et Masa Uekiにてワイン会が開かれました。

 

 

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ラングドック・ルシヨンは、フランス南部の地中海沿岸西部に位置し、西はカルカソンヌから、東は地中海沿岸のナルボンヌ、ベジェ、モンペリエに至ります。生産量は年間1360万ヘクトリットルでフランス屈指のワイン生産地となっています。フランス全体の約30%を占め、ぶどう栽培面積は22万4000ヘクタール。南にはピレネー山脈、北に中央山塊の一部であるセヴェンヌ山地が広がり、山脈間の平野には、古代ローマ時代のユネスコの世界遺産に登録されている城塞都市カルカソンヌがあります。

ラングドック・ワインの魅力はバラエティーに富んだテロワールがもたらす味わいの多様性です。ぶどう品種のブレンドの自由度が高いのも大きな特色。
ぶどうに適した地中海性気候のもと、白ぶどうはグルナッシュ・ブラン、ヴェルメンティーノ、マカブー、マルサンヌ、ルーサンヌなど、黒ぶどうは、グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー、カリニャン、サンソーなど多くの品種が栽培されています。

 

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起伏に飛んだラングドックの土地は、石灰岩の露出した高地、ハーブが香る灌木林(ガリーグ)、粘土質の平地や海岸線の砂地など多様なテロワールが広がります。
現在、ラングドックには36のAOC(原産地呼称)と19のIGP(保護地理的表示)があり、赤、白、ロゼ、スパークリング、天然甘口と多彩なスタイルのワインが造られています。
近年は、恵まれた豊かなテロワールや自由な風土に魅せられた若く優秀な作り手も増えています。醸造技術の目覚ましい進歩や、情熱にあふれた若い作り手の参画により、高品質なワインが多く作られています。醸造技術の著しい向上のもと、世界中のワイン専門家や愛好家により、ワインのクオリティーの高さも認められてきました。パリのミシュラン星付きのレストランをはじめ、美食家が集う世界中の高級レストランのワインリストにも登場しています。

ラングドックワインの大きな魅力は、ブレンドによる味わいの多様性です。AOCワインでは、グルナッシュやカリニャン、ムールヴェードルなど、この土地ならではの品種をブレンドすることが多く、一方IGPワインでは、メルロー&シラーなど、より自由な発想でブレンドし、個性的なワインを作る生産者が増えてきています。生産規定の厳しいフランスワインにおいて作りの自由度が高いのが特徴です。
オーガニック栽培が広く取り入れらるようになり、世界最大のビオ(オーガニック)ワイン見本市がこの地で開催されるなど、近年ラングドック産ワインは、ビオの分野でも注目されています。

1000円台から3000円台までのコスパワインも充実のラングドック・ワインに注目です。

 

 

 

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「ラングドックの日」ペアリングメニュー    at AZUR et Masa Ueki

カリフォルニア ナパバレー クームズヴィルにフランスの天才ワインメーカーJulien Fayard がナパの地に魅了され2012年 わずか5ヘクタールからスタートしたAzur winesは、瞬く間に全米中にその名を轟かせるようになり、AZUR et Masa Ueki は
Azur wines初のワイナリーレストランとして
フレンチの鬼才と呼ばれた植木将仁シェフ(写真上)を招聘し東京・西麻布に誕生しました。

タチウオのマリネ ホワイトアスパラガスのババロア

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Domaine J.Laurens 2015
ドメーヌ・ジ・ロレンスはもともと1980年代にシャンパーニュの作り手であるミッシェルドゥバン氏がリムーのテロワールを気に入り立ち上げたスパークリングワインを専門とする小さなワイナリー。2002年、現在のオーナーでスイスで実業家として活躍するジャック・カルヴェル氏がドメーヌを買い取りワイナリーを引き継いだ。南仏でも冷涼な気候をもつリムーは、世界で初めて発泡性ワインが誕生した地としても有名だ。生き生きとした泡の味わいは、魚料理や、白身の肉、デザートやチョコレートとの相性ぴったり。

 

リードヴォーとひしおのグラタン仕立て  皮付きキウイ添え

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CHÂTEAU D’ANGLÈS 2015
シャトー・ダングレスは、シャトー・ラフィット・ロートシルトで醸造長を8年間勤めたエリック・ファーブル氏が長年の夢であった自分自身のワインを作るべく、2002年からラングドックのグラン・クリュと名高いラ・クラプの畑で手がけるワイナリー。使用するリュット・レゾネ(できるだけ農薬・化学肥料を使わないぶどうの栽培法)で栽培されたぶどうは品種の熟成度に合わせて手摘みで収穫したあと、きめ細かい選別を行い、できるだけ負荷をかけない方法で果汁にしている。白い果実、スパイス、蜂蜜が混じり合って複雑な香りが感じられ、口に含むとゆったりと凝縮感のあるフレッシュ感と長い余韻を楽しめる味わい。

Mas Saint Laurent 2015
ブルゴーニュに並ぶ地質といわれるドメーヌで1800年代の終わりから栽培を続ける4代目のローラン・タルー氏。栽培はリュット・レゾネで収穫は深夜2時に行う。白い花、蜂蜜、砂糖漬けの柑橘類の強い香りが際立つ。このヴィンテージは白桃の香りの上にピクプールの伝統的な新鮮味を保つ手法を守り、丸みと厚みを感じさせる。

 

時しらずの猪ベーコン巻き 北海大あさりブールノワゼットソース

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Domaine de Baronarques 2013
ドメーヌ・ド・バロナークは、1998年、ロートシルト夫人及び息子2人がドメーヌを購入。2003年ワインが上質に仕上がったことから、アペラシオン認定が得られた。以来、シャトー・ムートン・ロートシルトをはじめとするその他ロートシルト家の同等の風格と高い品質を保っている。なめらかで熟した丸みのある実にエレガントなタンニンを含んでいる。あと味はしなやかで余韻が長く続く。

Domaine Anne Gros & Jean-Paul Tollot 2014

ミネルヴァのグランクリュと呼ぶにふさわしいワイン、ドメーヌ・アンヌ・グロ・エ・ジャン・ポール・トロ。カリニャンは1904年植樹の100年越えの古樹を使う。

 

スモークした子羊のロースト 花付きズッキーニのファルシ ソースタップナード

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Domaine de Familongue 2011
ドメーヌ・ド・ファミロングは畑は除草剤を一切使用せず、冬季にトラクターで堆肥を撒く程度。当初28ヘクタールの畑から現在は400ヘクタールに拡大。ぶどう収穫はあくまでも手摘み収穫にこだわっている。フルボディで構成がしっかりし、黒い果実を感じフィニッシュも長くきめ細かい。ラングドックコンクール2009金賞。

Gérard Bertrand Wines2014
ジェラール・ベルトランは、自分が家業に入って間もなく亡くなってしまった父の遺志を継ぎ、拡張していった。「優れた畑を発掘して、その特性を最大限に発揮できるように算段すると自ずと地域ごとの畑の特徴が現れてくる。ワインの品質の90%は畑で決まる」と語る。いまでは、ラングドックを代表する生産者に。凝縮感のある果実味、丸みのあるタンニン、心地よい酸のバランスが絶妙。

 

燻製シナモンと黒ビールのクラフティー

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Paul Mas Estates 2016
現在は400ヘクタール以上のぶどう畑を所有する一大ワイナリー、ポール・マス・エステーツ。伝統と近代的なワイン作りの基本を融合させ、さらなる高品質ワインを作るという新しい試みにチャレンジしている。ふくよかでボリューム感のある甘口ワイン。口当たり柔らかで穏やかな酸味が味わいに爽快感を与えている。ブルーチーズやフルーツなどとともに楽しめる。

 

 

 

ラングドックのAOCワイン
* Blanquette de Limoux ブランケット・ド・リムー
* Cabardès カバルデス
* Clairette de Bellegarde クレレット・ド・ベルガルド
* Clairette du Languedoc
クレレット・デュ・ラングドック

* Corbières コルビエール
* Coteaux du Languedoc
* コトー・デュ・ラングドック(このあとに、数か村から十数か村単位の地区名のつくAOCが14ほどある)

https://www.languedoc-wines.com/
http://www.restaurant-azur.com/

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