ドナウ川クルーズ麗しの旅vol.3チェコの首都、ブラチスラバ巡り

カテゴリー/ VISIT |投稿者/ Gouret&Traveller
2018年12月28日

 

ドナウ川クルーズ麗しの旅vol.4
ドナウ川クルーズ麗しの旅vol.3
ドナウ川クルーズ麗しの旅vol.2
ドナウ川クルーズ麗しの旅vol.1

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バッハウ渓谷をあとにし、船はスロバキアの首都であるブラチスラバに到着しました。写真上はブラチスラバ城です。モラヴァ川の合流地点に位置し、街のど真ん中で直角に曲がって流れていくドナウ川。ウィーンからのクルーズ船が頻繁に行き交います。
ドナウ川岸は、市街地に接する部分もありますが、山や丘、そして森に囲まれているため、クルーズしていると、自然と対峙している時間も多く癒されます。
モラヴァ川はオーストリアとの国境。ブラスチラバは西端に位置しており、オーストリア、ハンガリー、チェコとの三カ国の国境に接する街です。首都で三つもの国と隣り合うのはブラチスラバのみだそうです。特にオーストリアのウィーンからは60kmしか離れておらず、電車を使えば1時間程度で日帰り旅行をすることができます。

 

 

 

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ブラチスラバの観光スポットは特に旧市街に集まっています。1キロ四方程度の広さなので、徒歩で十分回れます。 石畳の細い小道が街を縫うように整備され、中世の佇まいが清く美しいエリアです。 奥に立っているのはミハエル門。かつて旧市街を囲む城壁の出入口でした。門というよりは塔で、中は中世の武器博物館になっています。ここを抜けて旧市街の中心へ。静かな住宅地には、淡い青が愛らしい「ブルー・チャーチ」があるそうです。

 

 

 

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旧市街には街のいたるところにユーモラスな銅像があり、いまやインスタスポット。ひとつひとつ探して歩くのも楽しい散策です。街にある劇場や教会などの建物はこぢんまりとしたものが多く、エリア全体がおもちゃのようなかわいらしさ。カフェ文化が花開いた地で、多くの人々がカフェでくつろいでいます。とくに美しいカフェ・マクシミリアン(写真下)は、街の顔ともなっています。
 

 

 

 

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旧市街の中心にはフラヴネー広場があり、おみやげやさんなどのマルシェがでています。広場に面した旧市庁舎は歴史博物館になっています。

IMG_7282また、音楽家に愛された街で、リストやモーツアルトが滞在し、その建物にはプレートがかかっています。
1830年まで歴代ハンガリー国王の戴冠式が行われていた教会で、マリア・テレジアもこの教会で戴冠した聖マルティン教会があります。80メートルの塔はブラチスラバで一番高いとのこと。

 

 

 

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街を大きく横切って流れるドナウ川沿いの小高い丘の上にある古城はブラチスラバ城。四角い城の四隅に小さな塔が立っていることから、「ひっくり返したテーブル」に見立てられるそうです。外観はいたってシンプルで華やかなところはありません。9世紀に基礎となる宮殿が建造されたと考えられていますが、改築・改装が繰り返され、18世紀には、マリア・テレジアが居城とするにあたってバロック調へと全面改装されました。19世紀には火災によって多くが消失。20世紀半ばになって復元されたという長い歴史をもっています。
宮殿内部は「歴史博物館」、「音楽博物館」として開放されているほか、塔に上れば、ドナウ川と街全体を見渡すことができます。

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旧市街から船まで徒歩で15分程度。英仏ネイティヴのガイド、ポールさんが船まで送ってくれました。

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船にもどるとゲストの皆さんは、すぐにラウンジバーに向かい、喉をうるおします。ランチのあとはフリータイム。太陽を求めてドリンク片手に2階のデッキでまったりくつろぎの時間。気温もちょうどよくうとうとまどろみながら、至福の時間を過ごします。

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ディナー後には、船のスタッフによる心づくしのショーがありました。レストランやレセプションのスタッフのダンスに始まり、ゲストもまじえた寸劇など大笑いに包まれたラウンジバー。忙しい合間をぬって練習してくれた、と思うと泣けてきます。船に乗ってともに時間を過ごしていると、家族のような気持ちが芽生えてくるのです。大型船と違い、スタッフがより近い場所でいろいろな面倒をみてくれていることで身近に感じるのでしょう。実は、何度もオートロックの部屋の鍵を忘れてレセプションに行ってしまい、迷惑をかけてしまったり、二階のデッキに何度もドリンクを運んでもらったり、すっかりこき使ってしまったお詫びの気持ちもあります。スタッフの皆さんは、オプショナルツアーのアテンドやショップではクロワジヨーロッパのロゴグッズを売ったりと大活躍。こんなに忙しい合間にゲストを楽しませる出し物を練習していたとは。しかも、どのスタッフも芸達者。最後はひとりずつゲストの手をとってジェンカ大会、その後は会場全体がうねるようなダンスタイムに。スタッフのゲストの盛り上げ方の巧みさには感服しました。
翌日は、ハンガリーの原野に入ります。国土の大部分はなだらかな丘陵。騎馬民族だったハンガリー人(マジャール人)の原風景の見学にワクワクします。

 

 

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text&photos Miki Yamashita

 

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