デュラスの自伝的小説を映画化「あなたはまだ帰ってこない」 戦時下、愛の真実とは?

カテゴリー/ PARIS |投稿者/ Gouret&Traveller
2019年02月13日

「あなたはまだ帰ってこない」
2月22日(金)よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開

 

★あなたはまだ帰ってこない_メイン

戦争とはいつの時代も残酷なものだ。兵士だけでなく、待つ者にも闘いを強いるのである。
20世紀フランス文学を代表する作家、マルグリッド・デュラスの作品『苦悩』は、愛する人を待つことの苦しみを描いた。映像化不可能と言われた作品をデュラス自身の愛を戦慄の記憶とともに綴る。

前作『愛人/ラマン』は、ゴンクール賞を受賞、世界的なベストセラーとなり、ジャン=ジャック・アノー監督によって映画化され世界中でヒットした。その翌年、1985年に刊行された『苦悩』は、デュラス自身が「生涯でもっとも重要な作品の一つ」と語り、作家として彼女のエポックメイキングともなった佳作。デュラス自身が1940年代半ばに書いた日記や手記をそのままほぼ削除せずに載せていたことも話題となった。

 

 

 

 

あなたはまだ帰ってこない_サブ1

第二次世界大戦時のナチス占領下のパリ。1944年、マルグリッド・デュラス30歳。夫のロベールは地下でレジスタンス活動をしていたことから、ゲシュタポに突然連れ去られる。そこからが長い愛の葛藤のはじまりだった。

マルグリットは夫の情報を得るため、ゲシュタポの手先であるラビエと危うい関係を築く。しかしパリ解放後も夫はもどらない。マルグリットは心身ともに疲れ果てながらも、夫の生死を探る。夫は、絶望と苦悩の底から九死に一生をえて生還するのだが……。

 

 

 

 

あなたはまだ帰ってこない_サブ3

夫を待ち続ける不安の日々、現れるヴィシー政権の手先の男の誘惑、そして彼女を支える愛人──。スクリーンには常に緊迫の瞬間が映し出される。

監督はゴダールやキェシロフスキの助監督などを務め、その才能に高い評価があるエマニュエル・フィンケル。主演はマルグリッド・デュラス役に「海の上のピアニスト」「ザ・ダンサー」などのメラニー・ティエリー、そしてゲシュタポの手先となり、彼女を誘惑する謎めいた男ラビエを「ピアニスト」のブノワ・マジメルが演じる。
静かに愛の炎を燃やし続けるメラニー・ティエリーの演技が切ない。ラストシーン、デュラスの魂に宿った愛とはなんだったのか。
 

 

 

 

 

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監督 エマニュエル・フィンケル
原作 マルグリット・デュラス(『苦悩』)
キャスト メラニー・ティエリー、ブノワ・マジメル
2017年/フランス・ベルギー・スイス/126分
配給 ハーク
(C)2017 LES FILMS DU POISSON – CINEFRANCE – FRANCE 3 CINEMA – VERSUS PRODUCTION – NEED PRODUCTIONS

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