パリからノルマンディーへ。エレガントなセーヌ川クルーズ ②河口の町、オンフルール

カテゴリー/ PARIS |投稿者/ Gouret&Traveller
2019年04月02日

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ノルマンディーの港町、オンフルールは右岸の河口ル・アーヴルとともに、セーヌ川の終点の地。これからクルーズ船ボッチチェリでセーヌ川を北上し、旧港の風景が印象派の絵画の題材となっているオンフルールへと向かう。画家のウジェーヌ・ブーダンや、作曲家のエリック・サティの生家もあり、ノルマンディーらしい木組みの家が並ぶ情緒あふれる町だ。

 

 

 

 

 

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船はゆっくりセーヌを上って行く。両岸に見えるのはなだらかな低い山々。ときおり、ヨットや小型船が行き交う。ところどころお城や教会が見え隠れする。そんなのどかなノルマンディーの景色を眺めながら、ゲストはアッパーデッキでドリンクを飲み、くつろいでいる。ラウンジバーで頼んだドリンクがすぐに運ばれてくるのだ。写真の緑のグラスは「マンタロー」。フランスでは定番のミントのシロップを炭酸で割ったもの。陽の光にきらめいて美しい。
パリを観光するこの船には、外国人が多いかと思ったが、フランス各地から集まった人々がほとんど。もちろん日本人はひとりだけ。パリはもちろん、ノルマンディー地方は、フランス人にも人気の観光地なのだ。とくにセーヌ川の最終地点、オンフルールは、若き日のモネが師匠のウジェーヌ・ブーダンとカンバスを並べて筆を進めていた印象派の聖地である。アーティストに愛され、今もギャラリーが多く点在する。

 

 

 

 

 

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小さな町の観光の中心地は旧港。漁船やヨットの真っ白な帆が林立している。17世紀にルイ14世のもとで権威をふるった財務長官コルベールの命により作られた。港町特有の情緒が漂う。
西側はサント・カトリーヌ河岸、東側はサン・テティエンヌ河岸と呼ばれ、色とりどりの家々が建ち並び趣のある界隈だ。レストランやカフェが軒を連ねている。近くには総督の官舎だった総督邸、オンフルールで最も古く現在は海洋博物館になっているサン・テティエンヌ教会、17世紀以降に塩の貯蔵所、税務署として使われていた塩倉庫などがある。木造のサント・カトリーヌ教会など独特の建築も多い。資金的な問題から石ではなく木材で建てることにし、船大工たちが造船の知識や技術で、このフランスで最大の木造の教会を建てたという。

 

 

 

 

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オンフルールは2時間も歩けば観光できる。本来ならノルマンディー自慢の魚介の盛り合わせにシードルなど、ランチを楽しみたいところだが、これからバスで1時間ほどの風光明媚な海岸、エトルタに向かう。モネやブータンなどの多くの印象派の画家が描いた風景だ。フランスの人々にとっても、訪れたい定番観光スポット。観光局やノルマンディーらしいボーダーTシャツなどを扱うお土産やさんがならんでいる。

エトルタの海岸は、海に向かって右側が「アモンの断崖」、左側が象の鼻のような「アヴァルの断崖」と呼ばれる。石灰岩の白い断崖で、階段を上り、さらに山道を行くと対岸の姿が変わっていく。アモンの断崖の上には教会があるが、残念ながら遠く小さく見える教会までは体力が持ちそうになかった。

 

 

 

IMG_7919エトルタの町にある作家モーリス・ルブランが20年以上住んでいたという屋敷が、博物館になっている。19世紀の美しいヴィラで怪盗紳士・アルセーヌ・ルパンを主人公とする小説のほとんどを執筆したルブラン。この博物館ではルパンの登場人物により7つの段階をまわるコースでゲームを楽しむことができる。日本語の音声ガイドもあるので、時間があればぜひ立ち寄りたい。

 

 

 

 

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ディナーのあとには船のスタッフによるショー、歌って踊って、芝居して大活躍のスタッフたち。忙しい合間を縫って練習してくれた舞台。ラストはゲストを巻き込んで大騒ぎ。小さなサイズの船のメリットは誰もがすぐに親しくなれること。スタッフもゲストもみんなでダンシング・タイムに突入。終わらない夜の始まりだ。

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