今年のバレンタインに一押し! 日本初上陸、南仏リリアン・ボンヌフォアのチョコレート
2017年02月05日
南仏コート・ダジュールのアンティーブにある「オテル・デュ・キャップ エデン=ロック」はセレブも通う隠れ家的ラグジュアリーなリゾートホテル。このホテルでは、宿泊客からのリクエストに応じてチョコレートを販売しており、すべてのチョコレートは、ホテル内のアトリエでつくられているフレッシュなもの。ホテルのゲストにとってチョコレートはなくてはならない特別なおもてなしなのです。
そのアトリエで腕をふるい続けてきたパティシエ&ショコラティエのリリアン・ボンヌフォアがパティシエの道を志したのは、14歳のときでした。生まれ故郷、フランスのリヨン近くの町、ロアンヌには、3つ星の巨匠、ミッシェル・トロワグロのレストランがありました。リリアンの叔父は、トロワグロのフラワー・アーティストで、レストランの花を生ける際、リリアンをいつも連れてきていたのです。少年リリアンは、シェフのミッシェル・トロワグロの仕事ぶりを見ているうちに料理人への憧れが募ったそうです。「コック帽とコック・コートを着たシェフがとてもかっこよく見えて、トロワグロで働くことが夢になったんです」とリリアンは振り返ります。
その夢はすぐにかない、14歳からトロワグロで仕事を始めることになります。料理人志望でしたが、最初の1年は、パティシエの修行をするように告げられました。その1年でお菓子作りが楽しくすっかり気に入ってしまい、料理人ではなく、パティシエとしての道を歩むことを決心したのです。「オテル・デュ・キャップ エデン=ロック」へパティシエとして赴任したのは、24歳のころ。以来、現在に至るまで、このホテル一筋で長年、パティシエとして研鑽を積んできました。「このホテルは、常連のゲストも多く、家族のような親密な関係を保つことができてとても心地よい。ロケーションも施設もスタッフもすばらしいので離れられないんです」とホテルへの愛着も強く、2009年には、ショコラの専門施設をホテル内に備え、そして、2015年10月には、自らの名を冠したパティスリー&ショコラトリー「リリアン・ボンヌフォア」をアンティーブ市内にオープンしました。
リリアンのショコラは、かんきつ類をはじめ、南仏プロヴァンス地方の素材をふんだんに使った「マントン産レモンのプラリネ」「コルシカ産いちじくのガナッシュ」「松の実のプラリネ」「プロヴァンス産アプリコットとホテル敷地内のローズマリーのガナッシュ」などがスペシャリテ。ホテルでは、スペシャリテ4種を含む、16粒のアソートやシャンパン・ラウンジで楽しむ「フィンガー」という名のシャンパンに合う、ショコラオレとキャラメルの2種類のガナッシュなどが味わえます。
C.C.C.(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ)というフランスの権威あるショコラ愛好家団体の品評会では、2012年に5段階中(当時最高位5タブレット)4タブレットを獲得。日本でのチョコレートのイベント、「サロン・デュ・ショコラ」には毎年出展しており、その名は日本のチョコレート愛好家の間にもとどろいていますが、普段は南仏のホテルと店舗でしか買うことができない貴重なリリアンのチョコレート。このバレンタインに向けて、ファン垂涎のそのチョコレートが銀座三越で開催されるスウィーツコレクションで日本に初めて上陸しました。ドライいちじくをコンフィにした「タブレット フィグコンフィ」やヘーゼルナッツの食感が楽しめる「タブレット ヘーゼルナッツプラリネ」(ともに2,484円)、リリアンおすすめの4粒入りのガナッシュアソート(2,916円)、ガナッシュとプラリネが入った9粒入りのアソート(5,400円)が販売されています。ファンならずとも、日本でめったに入手することのできないリリアン・ボンヌフォアのチョコレート、この機会にぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
GINZA Sweets Collection 2017
期間:2月14日(火)まで
時間:10時30分~20時 ※最終日のみ18時終了
場所:銀座三越7階 催物会場、9階 銀座テラス/テラスコート
三越オンラインストア:www.mitsukoshi.co.jp/vt
photos by Iku Kageyama (オテル・デュ・キャップ エデン=ロック) Sugizo (商品)