2026年02月14日
オーシャニアリビエラで満喫する、クルーズの醍醐味、美食とインドネシア島巡り vol.1
朝、起きたら窓の外には、見たこともない土地の景色が目の前に広がる。毎日が未知の世界。こんな冒険は船でなければできない。さわやかな風がプールサイドに吹く季節、シンガポールから17,000もの島々が点在するインドネシアを巡り、オーストラリアのパースへ。個性豊かな島文化に出会う美食クルーズ旅を満喫する。

● 快適な空間と気配りのスタッフ、究極の非日常のはじまり
シンガポールのクルーズターミナルに乗客を待つオーシャニアリビエラの姿が見えると、これから始まる洋上の旅にワクワク感満載。スーツケースを船のスタッフに託し、手ぶらで船内に入れば、並んで歓迎してくれるスタッフの笑顔がうれしい。

ピカソの絵をはじめ数多くのアートに彩られた船内を進むと、ラリック社のクリスタルをふんだんに使用した煌びやかな大階段が迎えてくれる。チェックインカウンターで部屋のカードキーを受け取り扉を開くと、すでに荷物は届いており、中に足を踏み入れるとテラスからは青い水平線が見える。これから始まる10日間の優雅な航海に想いを馳せる。

ステイするデラックスオーシャンビューは、広さ22平方メートル。床から天井までの大きなパノラマウィンドウがあり開放的だ。
客室は、内側客室を除く全客室の97%にバスタブが完備。快眠できる特別製の「トランクィリティ・ベッド」が採用されている。
ゆったりとした座席エリア、化粧台、朝食テーブルがあり、冷蔵庫付きミニバー、シャワー付き大理石・御影石仕上げのバスルームと至れり尽くせりの仕様で快適な時間が過ごせそうだ。
海を一望できる豪華なバルコニーを備えた客室もある。
● ローカルの魅力を味わい尽くせる多彩なエクスカーション
スーツケースを引きずって飛行機や電車で移動する旅は、やはり疲労倍増だ。勝手のわからない町で迷子になったり、スリにあうかもしれない。陸路で行くには難しい観光地もある。
そんなネガティブなポイントを考慮すると、クルーズでの観光地巡りはなんといっても手間がかからず、心身ともに負担が少ない。
ローカルの魅力を味わい尽くせる多彩なテーマのエクスカーションが用意され、交通網がなくなかなか辿り着けない町にも船は連れて行ってくれる。小さなかばん一つで港に待っているバスに乗れば、ガイドさんの案内のもと、知らない町を訪ね、新しい世界が広がる。
今回は、狭い海域をうねるように進むインドネシアのアイランドホッピング。バリ島をのぞけば観光客が簡単に行けないような島々を巡り、多彩な文化に触れる、好奇心を満たしてくれる旅だ。
●スラバヤ、バリ、ロンボク、スンバ、コモロの島々へ


シンガポールからまず、向かうのは、スラバヤ島。港に到着した朝、ベランダに出ると迎えてくれたのは、島の踊り、インドネシアの獅子舞、バロンサイ。ガムランの演奏が、エキゾチックな地にたどり着いたことを実感させる。この島を探索するため選んだエクスカーションは、「ヒストリカル・サイト」巡り。

港で待つバスに乗り込み、1293年から1478年までジャワ島中東部を中心に栄えたインドネシア最後のヒンドゥー教王国、マジャパヒト王国の跡をまわる。



まずは、地元の子供たちに迎えられてマジャパヒト・トロウラン博物館へ。マジャパヒト帝国の印象的な彫刻や陶器を含む国最大のコレクションを誇る考古学博物館だ。そのあと訪れた「トロウランのマジャパヒト王国時代の遺跡群」は、かつて大王国の都だったことを彷彿とさせる雰囲気が漂う。



次の寄港地バリ島では、港に民族衣装の美女が並び艶やかなお出迎え。バハ村を見学する途中眺める棚田が美しい。17世紀末のバリ島における王国間の領土拡大の際に登場したこの地。神々の島と呼ばれ、毎日のお供えの飾りを村の人々が作る姿を見かける。

翌日は、手つかずの自然と独自の文化が魅力のリゾート地、ロンボク島に寄港。美しいビーチでのんびり過ごしたり、ダイバーやサーファーに人気な透明な海をのんびりと楽しんだら、先住民ササック族の文化に触れ、伝統的な織物イカットのアトリエを訪ねる。ひと織ひと織、時間をかけて模様を合わせて作り上げていく職人技に感激もひとしおだ。
独特の精霊信仰や文化が残るスンバ島での寄港では、ラテンガロ村やレンデモリパの伝統的な集落を訪ね、昔ながらの生活様式に触れる。ロンボク島とはまた異なるイカット織りがあることに驚く。


最後は、今回の島巡りのハイライト、世界自然遺産に登録されているコモド島へ上陸。秘境のリゾート地として人気のこの島には、世界最大のトカゲ、コモドオオトカゲが生息する。全長3メートルにもなり、成長するとコモドドラゴンと呼ばれる絶命危惧種だ。船からボートに乗り換えコモド島で降りるとすぐ、迎えてくれるようなコモドドラゴンの姿。その光景にツアーの人々のテンションも上がる。コモドドラゴンに出会えるトレッキングに参加するが、「1匹も見られない日もあります。血に敏感で獰猛なので、怪我をしている人は注意」とレンジャーにレクチャーを受けていたからだ。コモドナショナルパークへ入ると、さっそくつがいのコモドドラゴンに子ドラゴンがのんびり歩いている。目元が可愛く獰猛には見えない。


島のビーチへは、小型ボートで向かう。透明度が高く、赤サンゴと白サンゴの破片が交じることによって生み出されるピンクの砂浜が美しい。ピンクビーチと名付けられ、シュノーケリングで魚たちと戯れるポイントとして人気だ。
インドネシアの島をあとにして2日間、インド洋を航海してオーストラリアのパースに到着。ここで下船となり、夜のフライトで日本へもどる。
オーストラリアに来たからには、コアラやカンガルーに会いたい。幸いパースの空港の近くにカバシャムワイルドライフパークの国立公園がある。1988年にオープンした家族経営の動物園で、オーナーは年に1度は日本を訪れる親日家だという。

数々のアトラクションがあり、カンガルーエリアには、ウェスタングレイカンガルーやレッドカンガルーを中心に、ワラビーやオーストラリア、国内でも珍しい白カンガルーも飼育されており、直接餌付けができる。コアラとの記念撮影、コアラの抱っこ写真、ウォンバットとの記念撮影ほかここでしか体験できない。動物とのアクティビティの充実ぶりに大感激。
船を降りたら今までとまったく違う風景が広がっている非日常。クルーズという旅のかたちは多芸多彩だ。
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