『ブライアン・ウィルソン 約束の旅路』ザ・ビーチ・ボーイズ創設から決別、現在までの光と影を追う

カテゴリー/ CULTURE |投稿者/ Gouret&Traveller
2022年07月29日

『ブライアン・ウィルソン 約束の旅路』

2022年8月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国ロードショー

 

「ザ・ビーチ・ボーイズ」の創設メンバーであり伝説的ソングライター、ブライアン・ウィルソンに密着し、知られざるブライアンの光と影を浮き彫りにしたドキュメンタリーが公開となる。

インタビュー嫌いのブライアンに、古くからの友人で元『ローリング・ストーン』誌の編集者ジェイソン・ファインがインタビュー。幼少期に過ごした家や「サーフィン・サファリ」のジャケット写真が撮影されたパラダイス・コーブなど思い出の地を巡るドライブを楽しみながら、ブライアンの心の扉を開いていく。

ザ・ビーチボーイズは当初、サーフ・ミュージックを中心とした曲を発表しており、ファルセットを乗せた爽やかなコーラスで人気を博した。青い空に白い波、サンタモニカ・ビーチの砂浜に座ると聞こえてくるようなビーチ・サウンド。デビューアルバム発売から60周年、「サーフィン・U.S.A.」「グッド・バイブレーション」などカリフォルニアの風を感じる軽やかな数々のヒット曲は、ザ・ビーチ・ボーイズに馴染みのない人にも聞き覚えがある響きだろう。かつて、日本の若者にとって、アメリカのウエストコーストが憧れの地であった頃、ブライアン・ウィルソンは、その象徴としての存在でもあった。

しかし、サーフィンをテーマにしたビーチ・サウンドを離れ、66年の「ペット・サウンズ」から70年代初頭までは、独自の心象風景を映したアート志向のアルバムを発表するようになり、60年代の実験的なロックにも影響を与えた。

ブルース・スプリングスティーンやエルトン・ジョンはザ・ビーチ・ボーイズの信奉者として登場。ブライアンの音楽に対する賛辞が全編にわたり織り込まれる。

ブライアンのファンは日本にも多い。山下達郎、大滝詠一、細野晴臣、桑田佳祐、坂本龍一、星野源らミュージシャンのほか、村上春樹は、「アルバム『ベットサウンズ』が自分にとって大事な意味を持つ音楽だ」と記述している。

 

 

 

 

この映画のためにジム・ジェームズと共作した新曲「Right Where I Belong」や、ジミー・ロジャーズ「Honeycomb」も盛り込み、現在のブライアン自身による「ロング・プロミスト・ロード」をはじめとする名曲をカバーするセッションも見どころだ。

15,000枚の写真、120時間もの記録映像、さらに、ブライアンのファンへの100時間以上にわたるインタビューなどから構成。貴重なアーカイヴ映像やブライアンをよく知る関係者、著名ミュージシャンらのコメントを織り混ぜ、明るいザ・ビーチ・ボーイズサウンドとは真逆にある、ブライアンの闇の部分を写し出す。

グループから忽然と姿を消したブライアンには、何が起こったのか?

プレッシャーに苛まれ薬物依存に陥り、グループから離脱。5年ほどでグループとの仲は終焉に至る。のちに医師免許を剥奪される精神科医のユージン・ランディによる治療は洗脳に近く、心身共に激しいダメージを受けるブライアンに待っていたのは、グループ創設メンバーでもある弟のデニスの水死。

ザ・ビーチ・ボーイズの成功、薬物中毒や精神疾患との闘い、そこからの脱出と復活、ブライアン・ウィルソンの人生の3章から、彼の喜び、悲しみ、苦しみなど、知られざるブライアン・ウィルソン像が浮かび上がる。

「それは、まるで──旅だったよ」。ブライアンの言葉が心に沁みる入る。

 

 

 

 

『ブライアン・ウィルソン 約束の旅路』

監督:ブレント・ウィルソン 製作:ティム・ヘディントン、テリサ・スティール・ペイジ、ブレント・ウィルソン

製作総指揮:ブライアン・ウィルソン、メリンダ・ウィルソン、ジェイソン・ファイン 共同プロデューサー:ジャン・ジーフェルス

出演:ブライアン・ウィルソン、ジェイソン・ファイン、ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョン、ニック・ジョナス、リンダ・ペリー、

ドン・ウォズ、ジェイコブ・ディラン、テイラー・ホーキンス、グスターボ・ドゥダメル、アル・ジャーディン、ジム・ジェームス、ボブ・ゴーディオ

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https://www.universalpictures.jp/micro/brian-wilson

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