リージェントの「セブンシーズ エクスプローラー」でアラスカを巡るクルーズ 美食とくつろぎ、そして冒険の非日常が待っている!vol.2
2024年08月22日
真夏のアラスカクルーズで、日本の猛暑を避けて氷の世界で涼む極楽の旅。最高気温25度の心地よい気候のなか、豪華船は“North to the Future”のアラスカ州のモットーのもと北をめざす。
クルーズ2日目の朝、バルコニーに出ると、ケチカンの港に停泊していた。アラスカ州南西部の港湾都市ケチカンは、先住民の文化や迫力ある自然の観光が楽しめる街。
エクスカーションは、ケチカン周辺にあるフィヨルド巡りをセレクト。氷河が削った険しい谷地形が目の前に迫ってくるミスティ・フィヨルドへのアドベンチャークルーズへ。
その前に朝食である。「ラ ベランダ」のブッフェで、目の前で焼き上げてくれるオムレツとパンケーキ、新鮮な野菜に果物、ハムやチーズ。パンやドーナツの種類も多彩で朝からカクテルも用意。リッチで優雅な1日の始まりを満喫する。
このクルーズのエクスカーションは、バラエティに富んでいる。大自然のなかで動物に出会ったり、先住民の歴史や文化を学んだり、アラスカならではの食を訪ねるなど興味深いツアーばかり。エクスカーションは、クルーズ最大の楽しみの一つ。普通の旅では訪れる機会のないような未知の世界に連れていってくれる。リージェントのエクスカーションの充実ぶりは、ほかのクルーズの比ではない。
港では、さまざまなツアーのバスが待っていてくれる。これから訪れるミスティフィヨルド国定公園に行くために、用意されたバスに乗って船着場へ。青い湖、氷河の谷、神秘的な滝などの自然の中、クジラやワシ、アザラシの群れなどに出会えることにも期待しつつ向かう。
トンガス国有森林の一部として米国森林局によって管理されている国定公園と自然保護区がミスティ・フィヨルド。低くたれ込める霧の中を進みながら、崖やフィヨルド、そそり立つ岩壁、花崗岩の表面を幅の狭い滝の水が何本も落ちてくる。運がよければくじらやあざらし、イーグルに会えるはずだ。船に乗るとデッキに出て動物を探す参加者たち。クルーズ船の部屋には双眼鏡が備えられており、それぞれが動物を見つけると声をあげ、全員の双眼鏡がその方向に向けられる。なんとか陸に上がってくつろぐアザラシを発見。そそり立つ岸壁に花崗岩と緑のコントラストが不思議な眺めのなかアザラシが佇む図がシュールだ。くじらには会えなかったが、2時間の迫力あるフィヨルドツアーを終えて船にもどる。
ランチはプールサイドにあるプールグリルへ。リゾート気分も存分に味わえるのがクルーズの楽しさ。ハンバーガーだけでも多数種類、トリュフが入った豪華バージョンまである。オールインクルーシブのメリットはここにもある。好きなものを好きなだけオーダー。ビールにカクテル、ハンバーガーでプールサイドでのんびりランチ。座っている限り、飲み物や食べ物の注文を取りにきてくれるため、快適に仕事やネットサーフィンをして午後を過ごす。
夕方には、一人旅の人のためにソロトラベラーの集まりの場を作ってくれ、ディナーをともにしたり、茶飲み友達になったりもできる。いたれりつくせりなプログラムが組まれている。
各国から来ているゲストとディナーをともにするのも楽しい。この日は、「プライム7」でアジア各国の料理を堪能。アラスカのロブスターの天ぷらやナシゴレン、パッタイ、海老しゅうまい、アメリカンな寿司など大量に頼むが、料金はすべてインクルーシブのため心配は無用。毎日変わる劇場のパフォーマンスのプログラムのなか、ディナー後は、「ブロードウェイショー」を観ることになっていたが、食べきれないものは部屋に運んでもらえるので、観劇あとの夜食にも困らない。朝から夜中までおいしいもの尽くしがクルーズ旅。エクスカーションやエクササイズのレッスンでエネルギー消費ができるので、食べすぎてもヘルシーな旅ともいえる。
翌日のエクスカーションは、アラスカ州都のジュノー。朝目を覚ますと、また次のまだ見ぬ世界に到着している。次回は、ジュノーの氷河を訪ねる旅をリポートする。
リージェントの「セブンシーズ エクスプローラー」でアラスカを巡るクルーズ 美食とくつろぎ、そして冒険の非日常が待っている!vol.3
リージェントの「セブンシーズ エクスプローラー」でアラスカを巡るクルーズ 美食とくつろぎ、そして冒険の非日常が待っている!vol.1