「Charles-Henry 」 宝石のようなフランスのフルーツタルト専門店

カテゴリー/ GOURMET |投稿者/ Gouret&Traveller
2025年01月13日

 

 

代官山から徒歩2分ほど歩くと目に留まる、壁一面に花が描かれたおとぎの国のような外観。足を踏み入れるとピングとゴールドを基調としたスタイリッシュなインテリアが広がります。中央にはシックなカウンター席、明るい窓ぎわにはテーブル席が備えられた大人可愛い空間。バラの花びらが散らされた正面のショーケースに並ぶのは、旬のフルーツを組み合わせた宝石のようなタルトたちです。

 

 

カウンターの向こうで一つ一つの果実を大切にタルト台の上に組み立てているのは、フランス・ノルマンディ出身のシャルルアンリ・ルブーグシェフ。

デザートタルトだけではなく、オーダー制でパーティーの前菜にぴったりのキャビアやウニをたっぷり敷き詰めた贅沢なタルト、カフェにはキッシュやビーフパイなどの軽食も用意。ドリンクもバラエティに富んでおり、いちごのピューレを用いたピンクラテ、ローズカクテルなどロマンチックなメニューも目を引きます。

 

 

日本の季節をリスペクトすることがシャルルアンリシェフのタルト作りの信条。日本各地の生産地をまわり探し出し、週により一番クオリティの高いフルーツが入手できる産地から取り寄せているとのこと。そのフルーツに手間ひまかけて美しい仕事を施しタルトに仕立てます。

 

 

たとえば、モンブランは、低温貯蔵して甘味が増した大粒の栗を茹で、1からペーストを作っています。多くの店が使っているような既製品のピュレは使いません。みかんは一粒ずつていねいに袋から取り出し、ピンセットを使い麗しく並べていきます。クリームに使うバニラは、1キロ10万円もの高価なタヒチ産のバニラビーンズ。クオリティには徹底的にこだわります。

 

 

スポンジケーキとバニラクリーム、いちごのコンポートと金箔を施した煌びやかなビジュアルはまさに職人技。フォークを入れるのがもったいないぐらいです。バニラクリームとも相性抜群。一緒に口に入れるといちご本来の味が一層際立ちます。

 

 

「フルーツ本来の味を楽しめるようにトッピングなどは甘さを控えめにしています。タルト台はサクサクの食感を重視して仕立てます。味はもちろん第一ですが、ラグジュアリーなルックスも大切。フランス風のエレガントな雰囲気のビジュアルも楽しんでもらえれば」とシャルルアンリシェフ。

実家が農家で幼いころから料理に興味をもっていたというシャルルアンリシェフは、13歳で修業をスタート。以来、ジョエル・ロブションをはじめ、フランス、イタリア、イギリス、アメリカの星付きレストランで料理人として経験を積み、2018年に来日。東京の二つ星フレンチで働いていた時に、会員制レストランにスカウトされ、シェフとして2年ほど仕事をしていましたが、コロナ禍で独立を志します。

 

 

立ち上げたのは、レストランではなく、タルト専門のオンラインショップ。もともとスイーツが好きだったこともあり、職人的な手仕事でものづくりをしたい、とパティシェに専念することにしたそうです。2024年4月に念願のショップをオープン、まもなく行列のできる話題店となりました。

現在は、インスタグラムやYouTubeで、タルト作りの細かい工程を公開しています。あまおうをカットして一つ一つデザインした通りに並べていく姿からは、写真では伝わらないデリケートな作業を垣間見ることができます。一つのタルトを作るのにどのくらい手間と時間をかけているか知ってほしい、と始めた動画。ぜひ、皆さんもチェックしてみてください。

text&photos Miki Yamashita


Charles-Henry

東京都渋谷区恵比寿西1-35-14

電話番号 050-3553-3663

営業時間 11001900

定休日 火曜日

https://charles-henry.jp/

誕生日やウェディングケーキの予約も可能

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