憧れのホテル 「アマン 」 入門者にオススメのベスト5

カテゴリー/ VISIT |投稿者/ Gouret&Traveller
2018年03月10日

 入門者のためのアマン、上海に新オープンするアマンヤンユンほか4選、比較的近く訪れやすい5軒です。夏休みも間近か、早速出かけてみませんか?

 

IMG_8726 サンスクリット語で「平和なる」を意味するアマン。かつては多くが秘境に建ち、50室以下というプライベート感を大切にする。その国の文化をリスペクトしたデザインとアマンならではの家族のように温かいサービスをフィーチャーし、1988年にタイ・プーケットにアマンプリ(「平和なる場所」写真上)をオープンし、世界中のトラベラーの間で話題となりました。

現在は、ブータン、カンボジア、中国、ドミニカ共和国、フランス、ギリシャ、インドネシア、インド、イタリア、日本、ラオス、モンテネグロ、モロッコ、フィリピン、スリランカ、トルコ、タークス&カイコス諸島と、北米、ベトナムにて31軒のリゾートを展開しています。

洗煉、伝統、プライベート感、それにそこはかとなく漂う高貴な空気感にホスピタリティー、充実したアクティビティー。宿泊した際にはアマンスタッフがコーディネートしてくれるアクティビティーやサービスの恩恵に最大限あずかるべきなのです。

ホテルのなかでも特にアマンに強いこだわりをもって熱烈に愛する「アマンジャンキー」と呼ばれるマニアがいまではたくさんいます。敷居が高いと思われがちなラグジュアリーなアマンですが、それでも一度宿泊するとその非日常性に、思わずリピートしたくなる人々があとをたちません。
旅好きなら一度は宿泊してみたい憧れのアマン。あなたも、ジャンキーになってしまうでしょうか? まずは、はじめて体験しやすいアマン入門編をご紹介します。

 

最新のアマン、上海に「アマンヤンユン」が4月28日、オープン。


アマンヤンユン(Amanyangyun)

中国・上海市

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 上海の郊外、南西およそ27キロ。アマンの最新リゾートがアマンヤンユンです。上海では初、中国で4軒目のアマンになります。
700キロもの距離を経て移築された伝統家屋を要する初のリゾート。10年以上の歳月をかけ森の移植と歴史ある村の移築再建をはかった驚くほど大がかりな保護計画から誕生しました。移築再建された明朝及び清朝時代の伝統家屋の集約を、古代の神聖なくすのき1万本以上が取り囲みます。上海の南西およそ700キロに位置する江西省撫州市では、2000年代初頭に貯水池が建設され、歴史的な村々や千年以上の歴史を誇ってきたくすのきの森が危機に瀕していました。中国の消えゆく歴史を保護するため、伝統家屋の解体、移築再建、そしてくすのきの移植を含む10年以上にわたる壮大なプロジェクトに、植物学者、エンジニア、建築家、熟練の職人から構成される救済チームが結成され、慎重に細かい部品単位まで分解され、その歴史とともに、建築当時の見事な技術も明らかにされました。

 

 

 

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アマン東京も、手がけたケリー・ヒル・アーキテクツはアマンヤンユンのために江西省にて解体された50軒の伝統家屋を26軒の古代の住居として敷地内に再建し、400年の歴史に彩られた建物に現在の快適性を織り込みました。
古代住宅のうち、13棟は800から1,000平米の4ベッドルーム、プライベートプールとジャグジーと中庭付きアンティークヴィラへと生まれ変わり、建物が現存していた頃の建築様式が再現されました。
アマンヤンユンの神聖な場所のひとつに、皇族が書房として使用した紫禁城の建物(南書房)から名付けられた楠書房があります。この文化的施設は最も印象的な建築美を誇る福建省のアンティーク建造物を解体して創造されました。「ナムー」と呼ばれるくすのき製の木彫家具は、明朝時代には室内装飾品として好まれた調度品でありパビリオンに置かれています。楠書房は17世紀中国の書房を現代に蘇えらせたもので、読書、瞑想、書道、伝統音楽、絵画などに親しむ場所として利用できます。さらにアマンヤンユンでは昆劇の上演も頻繁に行われる予定です。
中庭の向かいには茶道及び香道などの個人レッスンが受けられる6つの個室があります。

 

 

 

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中庭を取り囲む総面積2,840平米のアマンスパ(写真上・スパ施設内プールデッキ)は、アマンの中で最も広く最もアマンらしさを秘めたスパ。その佇まいは、約300年前、中国の紫禁城内にある建造物に記された言葉であるヤンユン(「養雲」)、つまり雲の上から降り注がれる叡智を学ぶの意味に由来するリゾートの名称をインスピレーションの源としています。
アマンスパはトリートメントルーム8部屋とダブルスパ2部屋、リラクセーションエリア、サウナ、プール、ジャクージーとインドアおよびアウトドアのスイミングプールを備えています。さらに二軒のスパハウスにはそれぞれロシア式のバーニャ及びトルコ式の温浴施設がつながります。古代中国伝統のヒーリング法と21世紀型ウェルビーイングの技術を組み合わせて提供されます。

 

 

アマンヤンユン 6,000元(朝食付き)〜

6161 Yuanjiang Road
Minhang District
Shanghai, China 201111
電話 : +86 21 8011 9999
ファックス : +86 21 8011 9900

 

アマンプリ(Amanpri)    

タイ・プーケット島

Pansea Beach & Pavilions

Villas Aerial View

Pavilion Bedroom

「平和なる場所」を意味するアマンプリ。1988年、オープンしたこの「アマンプリ」から、世界中の旅好きに特別感のあるリゾートを提案し続けるアマンは新たなリゾートの扉を開きました。アジアンスタイルを見事に取り入れながらモダンに洗練されたデザインは、そのあとに続くリゾートの大きな転換点となったほどです。外観はタイのお寺をモチーフにした建築様式が施されたパビリオン40室とプライベートなヴィラ44室がココナツ林に点在するように建てられており、歩道で結ばれています。全ヴィラは、屋外のサラ(サンデッキ兼ダイニングテラス)、タイ様式の調度品や芸術品、アンティーク品で装飾された寝室が2~6部屋、プライベートプールとリビング兼ダイニングエリアとして利用できるタイサラが備わっています。プライベートバトラーとシェフがゲストのサービスをしてくれ、プライベートキッチンで準備されるタイ料理を部屋で堪能する、そんな贅沢が、ヴィラでは実現でするのです。オーシャン・パビリオン
でアンダマン海の眺めが最も良いのはパビリオン105と103。 パーシャル・オーシャン・ビューでも、一部海を眺めることことができます。
ガーデン・パビリオンはココナツ林に囲まれた森の部屋です。聞こえてくるのは風の音と熱帯の鳥たちの声だけ。唯一無二の非日常ロケーションで、心の洗濯をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

Swimming Pool

Villa

ダイニングには、The Terrace  (ザ・テラス)、カジュアルな雰囲気の屋外テラスでタイ料理、The Restaurant (ザ・レストラン)のイタリア料理ほか、日本料理のNama (ナマ)があります。
Bar (バー)
では、プールサイドでドリンクやスナックを。夕暮れ時には、プールとビーチへと続く階段の間に設置されたテラスに、真鍮製のテーブル、チークとラタン製の椅子が並べられ、アンダマン海に沈んでいく夕陽を望めるベストスポットです。 
Beach Club (ビーチクラブ)
にも、バーとラウンジが用意されています。天候と潮の状態がよければ、夜にビーチでトーチを囲んでバーベキューが楽しめます。


 

アマンプリ  700USD(朝食付き)〜
Pansea Beach Phuket 83110 Thailand
電話 : (66) 76 324 333 または (66) 76 316 100 

ファックス : (66) 76 324 100 

Eメール :amanpuri@aman.com

 

 

アマンサラ (Amansara)

カンボジア・シェムリアップ

 

 

All Suite types

テラゾと木材を基調にした開放的なインテリア。色調は落ち着いたアースカラーでまとめられています。入り口を入るとすぐに、大きなデスクとキングサイズベッドが置かれた寝室兼リビングエリアがあり、ゆったりとしたソファー、丸いダイニングテーブルが完備されています。床から天井まで届くガラス窓からは小さなウォーターガーデンのある中庭を眺めることができます。

 

Amansara

House transportation Remork

食のこだわりは、東洋と西洋の融合です。新鮮な季節の素材を使った伝統的なアジア料理と西洋料理の各種メニューを取り揃えたDining Room(「ダイニングルーム」)。プライベートな食事が希望であればスイートまたはプールを眺めながらのルームサービスもゆったりできます。
アマンサラでは、寺院巡りや文化体験を目的としたツアーが用意されています。アンコール・ワット周辺の寺院巡りは、日中の日差しと人混みを避け、早朝または夕方に行われます。ツアーの一部は、アマンサラ専属のドライバーが案内するルモック(原動三輪自転車)で周ります。アマンサラでは、客員学者を招いた遺跡に関するレクチャーや、またアンコール遺跡郊外へのツアーもも企画可能です。特別ヘリコプターツアーを手配してのタイ国境近くにあるプレア・ビヘア寺院見学もアマンならではのラグジュアリーなオプショナルツアー。クメール文明の歴史と現代のカンボジアの生活に詳しい英語を話すガイドに同行してもらうこともできます。

Amansara

中庭にはある6m x 5mのプールサイドでは、カクテルをいただきながら読書したり、暑さで疲れた身体をそっと癒すのに最適です。無料のミニバーがあり、通常のドリンク類に加えて、ヘルシーなハーブティーも用意しれています。シェムリアップは、小さく平坦な町。サイクリングで、寺院遺跡、町の近郊、オールドマーケット周辺を散策してみるのもエキゾチックな体験です。

 

アマンサラ  1,090USD (1日2食の食事付き)〜
*アンコール遺跡へのプライベートガイドに宿泊費に含む
Road to Angkor Siem Reap Kingdom of Cambodia
電話 : (855) 63 760 333 

ファックス : (855) 63 760 335 

Eメール :amansara@aman.com 


 

 

アマンプロ(Amanplo)

フィリピン・パマリカン島

 

Aerial View

Aman Boats

AMANPULO

目にも眩しい透明度の高い海に浮かぶ純白のパウダーサンドビーチに囲まれた長さ2.5キロ、幅500メートルのワンアイランドリゾート。フィリピンでもっとも美しい島です。マニラから約1時間、リゾートに向かうのはなんと専用機です。プライバシーを重視したカシータと呼ばれる独立型コテージはアマンならではの温かいホスピタリティで迎えられます。質の高いホスピタリティはフィリピンでも最上級。夢のような優雅なリゾートライフの始まりです。フィリピンの様式を取り入れ、美しい眺めの島の自然に寄り添える40のカシータ。フィリピンのバハイクボ風に作られました。バハイクボとは、何百年も前から東南アジアの村々で使用されている建築スタイルで、丸太で組んだ骨組みの上に急な傾斜の屋根がのっていることが特徴です。

 

 

 

Beach & Villas

AMANPULO

Beach Kawayan

Amanpulo_X2007-Floating_Bar.TIF

ビーチカシータからはプライベートな小道が木々の間を縫って柔らかい白砂のビーチへと続いています。見晴らしのよい砂浜が続くビーチからは隣の島々の絶景を眺めることができます。 
高地にはツリートップカシータがあり眼前に広がる海の眺望を堪能することができます。
スル海や近隣の島々、そして日の出と日没の絶景もはずせません。 


アナン・スパーではパマリカン島のエッセンスを反映した、アマンスパジャーニーほか、南国の太陽を楽しんだあとのトリートメントなど、豊富なメニューが用意されています。

AMANPULO

海に囲まれたワンアイランドならではの食も充実しています。
Merienda (Afternoon Snacks)
ロビーテラスにて午後3:00~4:00 の間、アフタヌーンスナックやペストリー、ゲストに合わせたメニューを用意してくれます。どんな特別なオーダーもカスタマイズしてもらえ、その日に得られる最大限の食材を使って提供してくれるのです。

The Beach Club
カシータ15 と16 の間に位置しているカジュアルなオープンエアーレストランではブレックファースト・ランチ・ディナーが提供されます。好みのカクテルを飲みながら、スル海に沈んでいく夕陽が楽しめます。スペイン料理がメインでたくさんのタパスセレクション、ライブシーフードが満喫できます。
Picnic Grove/Windsurf Hut
海からくるさわやかな潮風と共に砂の上に足を置き、リラックスした空間の中では自家製薪オーブンで焼くピザを堪能できます。レストランは季節によって場所が変わります。
ランチ11:30~15:30

Picnics
ボートトリップやアイランドプライベートピクニックがこのホテルならでなのスペシャルなアクティヴィティ。特別に仕立てられたピクニックバスケットを持って行けます。メニューはチェックイン時にゲストアシスタントより伝えられます。ピクニックエリアは、ラグーンサラ・アイランドケーブなども含み島の地図に示されています。前日までにゲストアシスタントに希望を伝えておきましょう。

Dining Experience
Amanpulo プールサラではロマンティックなフィリピーノダイニングを。Clubhouse のプールの周りにある3 つの大きなオープンパビリオンをプールサラと呼んでおり、そこにある大きなディベッドやテーブルを可愛らしくセッティング、花がサラを美しく飾り、キャンドルが小道を照らします。フィリピンの伝統的なダイニングを地酒のランバノッグとともによったる過ごしたいものです。やはり前日までにゲストアシスタントに希望を伝えておくとよいでしょう。

Clubhouse Restaurant                                                          
レストランからは、スイミングプールとスル海を見下ろすことができます。毎日のブレックファースト・ランチ・ディナーメニューはエグゼクティブシェフのもと、特色ある多国籍料理やフィリピン料理を楽しむことができます。席はレストラン内・レストランテラス・ロビーテラスを利用することができ、朝・昼はプールトレリスでも食事をすることができます。

 

アマンプロ1,100USD (朝食付き)〜
Pamalican Island Philippines
電話 : +63 2 976 5200 または +63 2 976 5222

ファックス : +63 2 976 5204 

Eメール :amanpulo@aman.com 


 

アマン東京(Aman Tokyo)

日本・東京

Entrance

bedroom

Deluxe Palace Garden View room

Suite bathroom and lounge

アマンの27軒目、そしてグループ初の都市型ホテル「アマン東京」が作られたのは、江戸時代から続く東京の中心・大手町。自然の営みを再現した「大手町の森」を有する高さ約200メートルの高層ビル、大手町タワーの33階から最上階38階までの6フロアを占めています。自然に寄り添うアマンらしく、木や石や和紙など日本由来の建材を使った和の意匠とモダンなセンスが融合した内装になっています。広々とした空間には、伊達冠石の庭石や季節の花々も生けられ、屋内にいながら風の流れを感じられるような趣きがあります。約30メートルの高さを持つ吹き抜け天井を擁するガーデンラウンジは、障子に見立てた和紙が透過した柔らかな光が降り注ぐよう設計され、フロア側面の前面窓からみはらす景色は下界の喧騒を離れ、天空に迎えられるようです。緑あふれる外苑、新宿副都心の高層ビル群、晴れた日には富士山を見晴らすことができます。

アマン東京の客室とスイートは、伝統的な日本の住居からインスピレーションを得てデザインされた都会のサンクチュアリです。

最新のテクノロジーが施された客室内には、木や和紙、石材などラグジュアリーな和の素材が使われており、客室からは、方角や季節によって外苑の緑や彼方に浮かぶ富士山までも眺めることができます。その土地の環境と伝統文化を尊ぶアマンらしく、日本のお風呂の特徴である肩までたっぷり湯につかれる深めの浴槽が全室にそなわっているのも嬉しい配慮です。

 

アマン33階のイタリアンレストランは、今年1月26日に「Arva(アルヴァ)としてリニューアルされました。その土地の山や海での収穫と季節の恵みに感謝し、手を加えすぎず、食材そのもののおいしさを引き出すイタリアの食文化の歴史にインスパイアされ、温かく親しみやすい雰囲気のなかで家族や友人とテーブルを囲みながら、シンプルで奥深い本当の味を分かち合うことがテーマとされています。アルヴァの平木正和シェフが、イタリアで過ごした17年の間に蓄えてきたレシピで、より本来のイタリアらしい雰囲気と本格的な料理の数々が楽しめます。また、緑豊かな外苑を一望、空気の澄んだ日には遠くに富士山をも望むことができるのも魅力です。
 
1200本のボトルを収容できるガラス張りのワインセラーには、世界中から厳選されたワインメーカーから取り寄せたワインを備えます。また34階には個室のプライベートダイニングルームも5つ備えており、特別な食事やプライバシーの確保が必要な会食にも対応することができます。

2015年6月1日オープンした「ザ・カフェ by アマン」は、ホテルの麓、地上階の大手町の森の中にある別棟カフェ。屋内外から豊かな緑を眺めつつ、ランチ、アフタヌーンティー、ディナーを楽しむことができます。ライブ感溢れるオープンキッチンで、クレープなどを目の前で用意し、シェフ厳選の食材で作られた煮込み料理などを堪能することができます。
 

メインロビーに続くバーラウンジである「ザ・ラウンジ by アマン」では、床から高い天井までのガラス窓から眼下に広がる外苑の森やその向こうに新宿副都心の高層ビル群を見渡しながら、終日、ドリンクと軽食を楽しむことができます。インテリアに合わせたシックなブラックアフタヌーンティーは、人気で一時は予約がとれなかったほど。夜はカウンターで夜景を眺めつつゆったりと食後酒や豊富なカクテルメニューを楽しむことができ、バーテンダーが作る幅広いカクテルメニューや、シガールームにてシガーを堪能することもできます。

 

アマン東京
〒100-0004 東京都千代田区
大手町1-5-6 大手町タワー
電話 : 03 5224 3333 

ファックス : 03 5224 3355 
      
Eメール :amantokyo@aman.com 


 

問い合わせ先/アマン共通  日本語対応フリーダイヤル  0120-951-125 (10時〜18時)

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