東京店オープン、パリで愛される芸術的なチョコレート「ジャン-シャルル・ロシュー」

カテゴリー/ GOURMET |投稿者/ Gouret&Traveller
2018年03月15日

ジャン-シャルル・ロシュー 東京
JEAN-CHARLES ROCHOUX Chocolatier Tokyo

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パリのサンジェルマン地区にあるジャン-シャルル・ロシューのブティックのウィンドーには、動物などの塑像がたくさんディスプレイされている。よく見るとそれはチョコレートで作られたオブジェ。意外にもそこはギャラリーなどではなく、パリジャンに愛されるショコラトリーなのだ。

 

 

 

 

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その日本第一号店が、2018年1月に、東京・青山の骨董通りにオープンした。路地裏にあるシャビーシックな外観はチョコレート専門店であるとは予想もできない。パリの本店にも増してアーティスティックな店構えだ。ライトを落とした店内のエントランスには、クロコダイルのオブジェが浮かび上がる。もちろんチョコレートでできている。ジャン-シャルル・ロシュー・ショコラティエによって作り出されるシカやクマ、ハリネズミなど彫刻のようなオブジェがならぶショーケース上のディスプレイ。 そのすべてをシリコン型から自ら手がけているという。“ショコラティエ”というだけではない、職人であり、アーティストなのだ。“空想美術館”をコンセプトに、ショコラの彫像群、エアプラントを配し、壁にはサラ・ムーンや森山大道のプリントが飾られたロシュー・ショコラティエの独創的な世界館を楽しめる造りになっている。

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ショーケースのなかにはフランスから送られてくる約20種余りのボンボンショコラ(350円)。ドゥーセーブル県のバター、マルコナ(スペイン産)アーモンド、ピエモンテヘイゼルナッツ(イタリア産)、ペルー、マダガスカル、エクアドル、ベネズエラ産のカカオの豆など、魅力的なテロワールから生み出されたショコラ。素材に最大の敬意を払い、香り、強さ、深さのバランスを図りながら仕上げていく。
豊富にそろう種類の中でも「バラ」、「コーヒー」、「バーボンウィスキー」、「山椒」など、含んだ瞬間、口内に香りが広がり、濃厚で、後味の余韻がことのほか長い。

また、日本で山椒に出会い、チョコレートに合うと直感したというロシュー・ショコラティエ。ふわっと立ち上がる香りに、山椒がピリッと効いて引き立つ甘さは日本ではもちろんパリでも人気を博している。

 

 

 

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パリの本店で毎週土曜日に販売されているという生フルーツを使用したフルーツタブレットは、日本店でもパリ本店と同様、毎週土曜日30個限定で販売される。季節のフルーツをチョコレートでコーティングしており、開店と同時に切れるほど大人気のスペシャリテ。

さらにもうひとつのスペシャリテは、ハンドルをくるくると回して、チョコレートを花びらのように、薄く削りだしていく「カルーセル」。パンにのせたり、コーヒーに入れたり、さまざまな楽しみ方ができそうだ。
ほかにもカカオのビターパウダーをまぶしたトリュフ(6個入り 680円/32個入り 3,300円/55個入り 5,500円)がファンを魅了している。

 

 

 

 

 

 


ロシュー・ショコラティエは、1973年生まれ。「ラ・プティット・ショコラティエール (La Petite Chocolatier)」、レストラン「ギー・サヴォワ (Guy Savoy)」を経て「ミシェル・ショーダン (Michel Chaudin)」で10年間研鑽を積み2004年独立。ショコラトリー「ジャン=シャルル・ロシュー Jean-Charles ROCHOUX」をオープン。毎年行われるサロン・デュ・ショコラにも来日し、日本でのショップ展開も期待されていた。

 

 

 

 

 

 

ワニが獲物を狙うときと、子どもが母親の目を盗んでおやつのチョコを食べようとするときの目の輝きが似ている、というロシュー・ショコラティエの独特のショコラの原体験からブランドモチーフはクロゴダイル。インテリアやパッケージなどシルバーのクロコ革の模様で統一されている。併設されているカフェバー「ヴェロニク」では、特別にロシューで購入したチョコレートは持ち込み可能。ゆったりソファーに座って飲み物とともに楽しむこともできる。

 

 

 

 

 

 

ジャン-シャルル・ロシュー 東京
JEAN-CHARLES ROCHOUX Chocolatier Tokyo
住所:港区南青山5-12-3 NOIRビル 1F
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休
電話番号:03-6805-0854

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