「ジョアン・ジルベルトを探して」ボサノバの名曲にのせて巨星へ捧げるオマージュ

カテゴリー/ PARIS |投稿者/ Gouret&Traveller
2019年08月20日

「ジョアン・ジルベルトを探して」

2019年8月24日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

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ボサノヴァの創始者として、「ボサノヴァの神」と称されたシンガー/ギタリスト、ジョアン・ジルベルトがリオ・デ・ジャネイロの自宅にて亡くなった。享年88歳。
卓越したギター演奏と甘美な歌声によって世界中にその名を知らしめた、伝説的ミュージシャン、ジョアン・ジルベルト。

1931年、ブラジルのバイーア州サルバドール生まれ。1958年に「想いあふれて」、1962年に当時の妻アストラッド・ジルベルトとの「イパネマの娘」のほか、数々の名曲を輩出、ボサノヴァ・ブームを巻き起こした。
一時、活動拠点をアメリカに移し、1964年テナー・サックス奏者のスタン・ゲッツとの共演作『Getz/Gilberto』を発表するや、グラミー賞で「最優秀アルバム賞」を受賞するなど、アメリカでのボサノヴァの普及にも尽力した。
2003年に初の日本公演を実現し、その後も2004年、2006年と来日を重ね、日本でも多くのファンを持つ。

 

 

 

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しかし、2008年8月26日にリオ・デ・ジャネイロで開催されたボサノヴァ誕生50周年記念コンサートへの出演を最後に、公の場に姿を現すことのないまま10年以上もの時が経っていた。

彼は何処へいったのか?

多くの音楽ファンを惹きつけたジョアン・ジルベルトの行方を追ったドキュメンタリーが、ブラジル音楽を敬愛するフランス人、ジョルジュ・ガショ監督により映像化された。
ガショ監督がこの作品を撮ろうと思い立ったのは、ドイツ人ジャーナリストのマーク・フィッシャーの書いた一冊の本を知ったからだ。マークは、ジョアン・ジルベルトを探す旅に、リオ・デ・ジャネイロに向かい、必死にその消息をたずねようとする。その懸命な追跡にも関わらず、マークはジョアンに会えないまま、本が出版される1週間前に自ら命を断ったという。ガショ監督はその顛末に惹かれドキュメンタリーとして残そうとした。マークの夢を実現すべく、ジョアン・ジルベルトゆかりの人々や土地をブラジル中訪ね歩く。

 

 

 

 

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イパネマビーチなどリオ・デ・ジャネイロをはじめ、若きジョアンが過ごしたヂアマンチーナに至るまでガショ監督は、ジョアン・ジルベルトを探し求めてリオの街をさまよう。ジョアン・ジルベルトの代表曲「デサフィナード」や「オバララ」の楽曲に乗せて、ブラジルの美しい風景がコラージュされる。

ジョアンの元妻である歌手のミウシャや、マルコス・ヴァーリ、ジョアン・ドナートなどブラジルを代表する有名ミュージシャンも多数登場する。
ミウシャは語る。「ジョアンは『人たらし』だった。私もほだされてしまったのよ」。

人前から姿を消した今もなお多くの人々を惹きつけてやまないジョアン・ジルベルトの魅力を語る貴重なインタビューの数々が収録されている。

ジョアンの存在を近くに感じながらもあともう一歩のところで出会うことができないガショ監督。映画の結末にこの偉大なミュージシャンは姿をあらわすのだろうか?  奇しくも公開直前に逝去した巨星に捧げるオマージュともなった。

 

 

 

 

 

 

 

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「ジョアン・ジルベルトを探して」
監督:ジョルジュ・ガショ
出演:ミウシャ ジョアン・ドナート ホベルト・メネスカル マルコス・ヴァーリ
配給
ミモザフィルムズ
制作国
スイス=ドイツ=フランス(2018)
公式サイト
http://joao-movie.com/
(C)Gachot Films/Ideale Audience/Neos Film 2018

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