ロンドン「45 パークレーン」に「鮨かねさか」オーブン。「おまかせ」コースで江戸前鮨の芸術をを。

カテゴリー/ GOURMET |投稿者/ Gouret&Traveller
2023年07月24日


ヨーロッパでは、日本食ブームが長く続いている。鮨にいたっては、ブームというよりすでに日常の食卓に根付いているといってもいいかもしれない。スーパーに行けばSushiコーナーがあり、さまざまな種類の巻き寿司と握り鮨がセットになって売られていたりする。国によりネタは違うが握りはほぼサーモン、巻き寿司は、いわゆるカリフォルニアロール系である。まだまだ「なんちゃってSushi」の域から出ることはなく、鮨はファーストフードと捉えられている。

ロンドンもそんな日本食ブームに沸く国の一つである。菊乃井出身の林大介氏によるRoketsu、高級店を経て独立した丸山泰治職人のMaru、Taka、パリのミシュランシェフ渡邉卓也氏のTakuなど、日本人シェフによる話題店が続々とオープン。そのため現地の人々の舌も肥えてきた。昨今は、食に興味がないと揶揄されていたイギリス人たちが本場の和食に惹かれているのだ。おりしもロンドンでは今、「Omakase」が究極の贅沢としてもてはやされている。

 

 

そんな折、東京のミシュラン2つ星「鮨かねさか」の支店が、2023年7月「45 パークレーン」にオープンした。金坂真次氏の初のヨーロッパ進出と本格的な「おまかせ」スタイルの江戸前鮨がロンドンの高級日本料理シーンに新風を吹き込む。

45 パークレーンは、ロンドンの中心部メイフェアに位置するラグジュアリーホテル。ロンドン、ビバリーヒルズ、パリ、ミラノなどにホテルを展開し、世界中のVIPを魅了し続けるドーチェスター・コレクションの中の一軒である。ティエリー・ディスポン氏 によりデザインされた英国らしい端正なインテリアの45室全客室がハイドパークビューを誇る。

 


1階に店を構える「鮨かねさか」 は、花崗岩が敷き詰められた通路やハイドパークのサーペ ンタイン池に着想を得た組子細工など調和と静寂の美を表現した空間。
1 枚の木曽檜から仕立てられた9 席のカウンターと隣接する個室内の4 席のカウンターの計13席。両スペースには専任の鮨職人がそれぞれ待機、熟練の技を披露しながら、ゲスト1人ひとりをもてなす。

魚の温度を適温に保つことができるように、江戸時代に寿司職人が初めて使用した氷で冷やす冷蔵庫も設置されており、最大 20 品からなる伝統的江戸前鮨「おまかせ」コースを堪能できる。
日本の店と同様、金坂シェフ独自の山形産ブレンド米も使用予定。イギリスやヨーロッパ特選の活け締めで届けられる魚は鮮度抜群である。さらに、こだわり抜かれた日本酒のセレクション、伝統ある匠の技による「響」「山 崎」「白州」などのブランドウィスキーは、日本が誇る「堀口切子」の切子グラスでサーヴ。和の技と美が詰まっている。

鮨ダネ、酢飯、ワサビからなるバランスに長けた金坂氏の握りは、その日の魚介の状態にあった仕立てや酢飯の温度、握りの強さなどを巧みにアレンジ。口に入れたとたんとろける絶妙な舌触りにロンドナーは圧倒されるに違いない。

 

問合せ先:ドーチェスター・コレクション予約センター 0120-914-084
 鮨かねさか予約:sushikanesakalondon.com  

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