この夏おすすめ！4泊5日「コスタセレーナ」で気軽なクルーズ旅

カテゴリー／ VISIT ｜投稿者／ Gouret&Traveller
2024年06月11日

気軽にクルーズを楽しめる4泊5日の洋上の旅。調和と安らぎを意味する「コスタセレーナ」で、日本各地の魅力ある寄港地を巡ります。荷物を持っての乗り物での移動なくして、翌朝には見知らぬ町に到着のラクラク旅。一部を除いて食事、移動、アクティビティなど料金に含まれたオールインクルーシブの旅は、昨今の物価高の中の旅としてはお値打ち感満載です。この夏は、クルーズでゆったりコスパな旅をしてみませんか。

●船の中でも飽きることのない至福の時間が待っている

今回乗船したのは、東京から韓国瑞山市に向かう「コスタセレーナ」。

出航は19時ですが、16時から乗船できるので、早めに晴海のクルーズターミナルに向かいます。ゆりかもめの「東京国際クルーズターミナル」駅から徒歩5分もすると、コスタセレーナが停泊しているのが見えてきます。その美しい姿にワクワクしながらターミナルに到着するとスタッフに迎えられ、スムーズにチェックイン。荷物検査を終え、パスポートを預けるとそこには非日常の世界が広がっています。

まずは部屋に入り、荷物を整理してひと休み。バルコニー付きなので、いつでも海の風景を眺めることができ開放感も満点です。内側客室から、海側客室・バルコニー客室・スイートバルコニー客室・グランドスイートバルコニー（写真上）などさまざまな客室が用意され、スイートバルコニー客室・グランドスイートバルコニーは、バトラー付きで至れり尽くせりのサービスが受けられます。

19時からはガラディナーが開催されるということで、その前にさっそく船内探検に出ます。

コスタセレーナのテーマは「神々の家/Home of the Gods」。「オリュンポス十二神」と古代神話がデザインされた内装は、イタリア船らしい洗練されたデザインになっていまます。

ギリシャのオリンポス山をモチーフにした吹き抜けのアトリウムは、12の神々がデザインされ、船内中に現代アートが多数展示されていてまるで美術館。彫刻や絵画を鑑賞しながら広い船内を散策することができます。中央のエレベーターはガラス張りになっており、各階ごとに景色が変わっていく様子は迫力満点。上の階には雲が描かれ、天空を上っていくような不思議な感覚を覚えます。

コスタセレーナには4つのレストランがあり、美食家を魅了しています。伝統のイタリア料理からステーキ、寿司などインターナショナルキュイジーヌを楽しむことができるほか、寄港地ならではの特産品を用いた料理も味わえます。ベジタリアンのメニューもオプションとして用意されています。

「リストランテセレス」「リストランテベスタ」の2カ所のメインダイニングは、いつでも自由に食事が楽しめるブッフェレストラン。コンチネンタルから韓国料理まで幅広いジャンルの料理を満喫できました。

また、船上でミシュランの星付きイタリアンを味わうことができるのはコスタセレーナのみ。有料のリストランテカサノバ「リストランテカサノバ」では、日本を除くアジアで初のミシュラン三つ星を獲得したウンベルト・ボンバーナ監修の本格イタリアンを楽しむことができます。

さらに、Pizzeria Pummidoro Pizzaでは、イタリア本場のピザ、Amarillo Gelateria では、ジェラートやケーキなど、いずれもポップでキュートなインテリアのなか、イタリアの本場の味を堪能。

グランドバーアトリウムほか、船内には趣向を凝らしたバーが多数あるので、好きなときに気軽に寄ってカクテルを一杯、といったくつろぎの時間を過ごすことができます。

プールサイドでのんびりするのもクルーズの醍醐味。Wi-Fi環境も良好ですので、ネットサーフィンをしたり、仕事のメールを送ることも可能。読書をしたり、まどろんだり、ゆったりすごせる至福の時間が流れます。プールサイドのデッキチェアなどのデザインもお洒落です。そして、プールサイドのお供には、ハンバーガーやパニーニ、アマルフィ海岸にあるサル・デ・リゾ・パティスリーのデザートが用意されています。

エステサロン・ヘアーサロン・ネイルサロンで優雅な時間を過ごすのもクルーズならでは。有料のサムサラスパでは、海を眺めながらのスパやユニークなプログラムで、極上のリラクゼーションが堪能できます。

船内では、さまざまなアクティビティやエンターメントが行われています。夜のターンダウンサービスの際に翌日のプログラムがベッドの上に置かれているので、参加したいアクティビティがあればチェックしておくとよいでしょう。朝のストレッチやダンス、卓球セッションなど体を動かすクラス、映画上映やイタリアンポップのショーなどのほかヴェルサーチの洋上ファッションショーや船長との記念撮影などユニークなイベントも多数。今回は、2日間海の上で過ごしましたが、船上で過ごす時間も飽きることがありません。

●寄港地ツアー、鹿児島でガイド付き観光を満喫

コスタセレーナ3日目の朝には、寄港地の鹿児島に到着。寝ている間に移動できるのがクルーズの最大のメリットです。重たい荷物を引きずってその都度電車や飛行機に乗る必要がない、ラクラクな旅を可能にしてくれます。寄港地には、バスが用意されており、ガイドさん付きで観光スポットを回ることができます。寄港地のツアーは数種類用意されていることがほとんど。鹿児島では温泉と桜島を楽しむコースや町を巡るコースなどを選ぶことができます。

あいにく土砂降りで桜島を堪能することができませんでしたが、島津家別邸「仙巌園」と世界文化遺産「旧集成館」をまわり、殿様が暮らした御殿を見学。隣にある島津家に関する史料を展示する博物館「尚古集成館」や、薩摩切子の製造を見ることができる工場を訪問できました。最後は、鹿児島名物「天文館むじゃき」の行列に並び、大人気の本家「氷白熊」にトライ。自家製のミルクと蜜、たくさんのフルーツがのったかき氷は噂通りの美味しさでした。