パリの隠れ家ホテル⑨「オテル・オリジナル」ミステリアスな世界が広がるマレのデザイナーズ・ホテル
2017年05月08日
Hôtel Original オテル・オリジナル
マレ地区 ★★★★ 163ユーロ〜
バスティーユ広場とヴォージュ広場のほぼ中間に位置するデザインホテル。レディス・メンズファッションから雑貨まで、幅広い分野で活躍しているデザイナー、ステラ・カデンテがデザインを担当。ミステリアスで魔法の森のような世界が広がっています。ステラ・カデンテのトレードマークである流れ星が描かれた外壁は、鮮やかな紫がかった鮮やかなブルー。レセプションや階段も同系の色でまとめられています。
一方、朝食やバールームとなるサロンは、穏やかなベージュやグレーに包まれて、落ち着ける空間です。凝ったデザインの部屋から外に出て、ゆったりと食事を楽しめそうです。
客室も部屋ごとに異なる内装で、さまざまな物語を表現しています。たとえば“ジョーカー”と名づけられたダブルルームは、トランプのマークに赤、黒、白の3色でまとめたエレガントかつセクシーな部屋。“魔法の森 ブルー”(エクゼクティブ)は田舎の家のイメージで、ブルーの壁にきらきら光るモザイク、茶系のカーテンやファブリックが組み合わされたインテリア。ベッドの横にバスルームが置かれています。同様のデザインで、黄色でまとめられた部屋も用意されています。
エクゼクティブ・ルームの“レーヌ・ドゥ・クリスタル(クリスタルの王妃)”は真っ白な空間で、アンデルセンの世界を表現。雪の世界にいるようなまぶしいほどの煌めきのなか、どんな夢が見られるのでしょう。
“オー・メルヴェイユ”(クワドループル)”は『不思議の国のアリス』などの作者ルイス・キャロルの世界がテーマ。紫や黒、赤、淡い紫を基調にして、壁にかかった動物のオブジェが物語の世界へといざないます。
最上階の屋根裏には7室のシングルルームがあり、こちらは“七つの贖罪”を表した内装。窓からはパリらしい風景が広がります。バスタブから見おろすバリの町並は格別の眺めです。
モノクロのタイルが敷かれた廊下、ブルーの淡い光に照らされた階段など、ホテルの隅々まで色や光が計算されています。ホテルのあちこちに、さまざまな物語が隠されているようです。
Hôtel Original オテル・オリジナル
住所:8 boulevard Beaumarchais, 75011 Paris
TEL : +33(0) 1 47 00 91 50
E mail:info@hoteloriginalparis.com
http://www.hoteloriginalparis.com/
アクセス 地下鉄①⑤⑧Bastille
シャルル・ド・ゴール国際空港から26km(車で約40分)
チェックイン 14 :00/チェックアウト 12:00
客室数:38
シングル Single 163€ ~
ダブル Double 209€ ~
エクゼクティブ Executive 229€~
クアドループル Quadruple 440€~
朝食:ブッフェ 24€
施設:
冷暖房:完備
エレベーター:あり
ミニバー:あり
セキュリティーボックス:あり
ルームサービス:あり
インターネット接続:無料WIFI
テレビ:あり
アメニティー:シャンプー、リンス、シャワージェル、ボディクリーム、石けん
ランドリーサービス:あり
全室禁煙
周辺情報
約150m南にはバスティーユ広場、西には観光客にも人気のマレ地区が広がります。ホテルのあるボーマルシェ大通りを北に500m北に歩けば、パリのトレンドの発信地ともいえるセレクトショップ「メルシー」があります。
★スポット
☆バスティーユ広場 Place Bastille 、オペラ・バスティーユ Opéra de la Bastille
1789年、フランス革命の発端となったバスティーユ牢獄襲撃が起こった場所。いまは牢獄の跡は残っていませんが、広場の中央には、1833年に設置された革命記念像が立っています。オペラ・バスティーユは、フランス革命200周年を記念して建てられたもので、オペラや管弦楽の公演が行われています。
☆ヴォージュ広場 Place des Vosges
1912年、アンリ四世が造らせたパリでもっとも古い広場。美しいアーケードがあるレンガ造りの建物に囲まれています。6番地はヴィクトル・ユーゴーが住んでいたアパルトマンがあり、博物館として公開されています。
☆カルナヴァレ博物館 Musée Carnavalet -23 Rue de Sévigné, 75003
パリ市の歴史を紹介する博物館。建物は、1548年に建てられたルネサンス様式のカルナヴァレ館と、1688年に建造されたル・プルティエ・ド・サン=ファルジョー館の2つの館で構成されています。
☆ピカソ美術館 -5 rue de Thorigny, 75003
パブロ・ピカソの絵画、彫刻、デッサン、書簡などを紹介。現在工事中で閉館していますが、2014年6月に再オープン予定。
★フード
☆ランブロワジー -9 Place des Vosges, 75004
1986年に創業、1988年から3つ星を守り続けているレストラン。クラシックな内装でフランス料理を堪能できます。
☆カレット Carette -25 Place des Vosges, 75003
16区に本店があるサロン・ド・テの2号店。パティスリーやヴィエノワズリーが評判。テイクアウトもできます。
☆マレ地区のユダヤ料理
マレ地区はユダヤ人街としても知られていますので、ユダヤ料理を楽しむのもいいでしょう。サンドイッチ“ファラレル”、惣菜、チーズケーキ、ベーグルなどを売っているお店はrue des Rosiers, rue Pavée, rue des Hospitalières Saint-Gervais周辺に軒を連ねています。
TEXT Chiaki Mitomi
パリの隠れ家ホテル⑪レ・プリュム・ホテル
パリの隠れ家ホテル⑩ヨーテル
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パリの隠れ家ホテル③ ホテル・デ・サン・ペール
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パリの隠れ家ホテル① ヒドゥン・ホテル