バンコクにエンターテインメント型デューティフリー、「キングパワー ランナム」新装オープン vol1

カテゴリー/ VISIT |投稿者/ Gouret&Traveller
2018年01月29日

いまどきのデューティフリーショップは、エンターテインメント性に富んでいる。グルメとショッピングを一体化した最先端の巨大コンプレックスがタイのバンコクでリニューアルオープンした。

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キングパワー・デューティフリーコンプレックス(King Power Duty Free Complex) ランナム店はタイ国内最大の免税ショッピングモールである。
キングパワーインターナショナルグループといえば、5つの空港に免税店、免税路面店を3店舗、オンラインショッピングサイト等を運営する、バンコクに拠点を置くタイの大手旅行小売グループ。イギリスのサッカーチーム、日本の岡崎慎司選手も所属するレスターも所有するタイ屈指の財閥だ。CEOのスリヴァッダナプラバ氏は、レスターのホーム、キングパワー・スタジアムのピッチにヘリコプターで飛んで行くという豪快エピソードも持つという。

 

 

 

 

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「キングパワー・ランナム」が全面リニューアルを経て グランドオープンしたのは2018年1月18日。総面積22,000㎡もの広さを誇り、総額25億バーツ(7400万ドル)を投じて華々しいオープニングレセプションとともに新装開店した。
ガラスをふんだんに使用した未来的デザインと、ホテルのレセプションのような落ち着いた内装を併せ持ち、隣にはプルマンホテルを備えた巨大なコンプレックスだ。「尽きることなく発見がある」(「エンドレス・エクスプロアー」)をテーマに、豊かな商品と食がそろうなかでショッピングとグルメをハイクラスのサービスで心ゆくまで楽しむ、パラダイスの登場だ。

 

 

 

 

 

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オープニング・レセプションは、ソムキット・チャトゥシーピタック副首相を主賓に、グローバルアンバサダーとして中国の人気女優ファン・ビンビンをはじめ、アーティストやセレブがレッドカーペットに次々に姿を現した。

 

 

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コンプレックスのイベント会場でシャンパンを傾けながら、スペクタルなショーに大喝采。闇の中、空高く浮かぶ英国の空中アクロバットバルーン・ショーや「スピリット・オブ・トラベル」と題された艶やかな電飾のホースショー、メディアと光、音、映像効果を駆使し、トップ振付師によるタイの伝統影芝居どのコラボによるパフォーマンスなど迫力ある舞台が繰り広げられた。

 

 

 

 

 

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一歩敷地内に入るとバンコクの町の喧騒は嘘のように静まり、噴水の演出、ガラス張りの建物がバンコクの暑気を払ってくれる。店内に足を踏み入れると3階までの吹き抜け空間に圧倒される。

まず、1階はラグジュアリーブティック。コンセプトは「グラマラスゴールド」。人気のブランドはほぼ網羅している。プラダ グッチ、フェラガモ、バーバリー、ボッテガヴェネタ、ヴァレンティノ、コーチ、エンポリオアルマーニ、スチュワートワイツマン、アレキサンダーマックイーン、イヴサンローラン、バリーなど17店舗。贅沢なスペースのなかでニューコレクションを見て歩くのは免税店の醍醐味というもの。ブランドにより、セールもあるのでじっくり見てまわりたい。

また、245平方メートルに30以上のサングラスを集めたマルチブランド・サングラスゾーンは、ほかにない圧巻のラインナップ。あらゆるブランドが試せるのはなかなかないチャンス。自分に似合うタイプを見つける店として最適だ。

2階は、ラグジュアリーウォッチ、マルチブランド&ジュエリー。「輝く軌道」をコンセプトに、1800平方メートルの広さ。時計や宝飾品好きにはたまらない人気ブランドの数々。特選ウォッチは実用のためだけでなく、特殊なメカニズムで動くコレクション価値のある貴重なものも並んでいる。

 

 

 

 

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免税店ではずせないコスメゾーン、「ビューティークラブ」のコンセプトは「魅惑のオーキッド」。2,300平方メートルのスペースに、世界の有名ブランドのコスメ、香水、スパプロダクツ、アロマグッズなど幅広い品揃え。ビューティースペシャリストのコーナーでは、エキスパートから商品並びのアドバイスも受けることができる。

免税店ならではのパッケージやまだ国内で買うことのできない新製品など、見てまわるだけでも楽しいゾーン。メジャーな大型ブランドはもちろん、アロマやフレグランスが充実、「アトリエ・コロン」「Le Labo」のほか「エビダンス・ド・ボーテ」などエクスクルーシブなスキンケアブランドのブースもある。
もちろんタイブランドの人気コスメも一堂に会する。タイブランドのナチュラルな素材を贅沢に使用したアイテムは、クオリティも高くコスパも抜群。とくにおすすめは、ハーン(HARNN)とパンプューリ(PANPURI)。パケ買いしたくなるかわいいビジュアルは、おみやげにも喜ばれそうだ。

 

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IMG_8490ハーン(HARNN)
1999年、自然との調和をコンセプトに誕生。主成分に米ぬか油(ライズブランオイル)を使用するなど、タイの伝統医療に基づいて開発された。香りが優しく、マイルドな使い心地。シャンプー&トリートメントが人気のアロマブランド。

 

 

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パンプューリ(PANPURI)
世界中のセレブに愛用されているオーガニックブランド。契約農家で栽培した天然ハーブを使用するなど、こだわりをつら抜きファンを獲得してきた。石鹸やアロマオイルがおみやげに喜ばれそう。

 

 

 

 

 

 

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3階は、タイ・ライフスタイル・コレクション。
「ワンダーランド・タイ」をコンセプトにした600平方メートルのスペースには、タイ伝統のテキスタイル、地方の特産品などがそろう。タイの歴史、人々の生活、タイの文化そのものが形になった特産品は見るだけでも楽しい。なかでもゆっくりのぞきたいのが、「OTOP (一村一品)プロダクツ」と名付けられたスペース。タイでは、バンコクなどの都心部と農村、山岳地帯の経済格差がが国内全体の課題となっており、問題解決策として考えられたのが「一村一品運動」(「OTOP」)。各農村や山岳地帯から最低でも1品の「OTOP」製品を作り、地域の活性化を図っているタイの重要な政策だ。売り場には刺繍やタイの国民的おやつ、伝統的な焼き菓子の「トンムアン」の実演もある。さらに障がい者が自立するための支援をしており、そうした作品も並んでいる。刺繍やシルク製品、セラドン焼きはじめ焼き物、籐製品、食品などメイド・イン・タイランドの魅力的な商品がたくさんそろっている。

フード&ビバレッジゾーンは1,500平方メートルあり、2つの道に分かれている。3階の「タイテイスト・ハブ 」。840平方メートルのエリアに27のレストランが出店。タイ国内初にして唯一の有名ストリートフード店を集めた。バンコクの路地裏の雰囲気の中、人気の味をさまざまに楽しめるエリアは必見。グルメレポートはvol2.にて

 

 

 

 

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バンコクを堪能したあと、ホテルをチェックアウトし、空港に行く前に寄るのがベストかもしれない。
スーツケースを無料で預けられるロッカーもあり、軽食や飲み物の自動販売機も完備するトラベラーズラウンジが用意されている。帰国の直前までタイ料理に舌鼓を打ち、最後のショッピング、疲れたらカフェやラウンジでゆったり過ごすことができる。

 

 

買い物には必ずパスポートとエアチケットが必ず必要なのでお忘れなく。買い物した海外ブランドは、基本的に空港で受け取るが、値段のシールをみて青いシールの場合は持ち帰り可能、白いシールは空港での受け渡しとなっている。

バンコク・スカイ・トレインのヴィクトリー・マウンテン2番出口から降りて歩いて約10分ほどで、ランナム通りに入ってすぐのセンチュリー・ザ・ムービープラザから無料送迎トゥクトゥクも利用できる。

 

 

 

キングパワー ランナム
King Power Complex(Duty Free)
https://www.kingpower.com/en/
7:00~23:00
8 King Power Complex Rangnam Rd., Phayathai, Ratchathewi, Bangkok 10400

アクセス
バンコク・スカイ・トレインビクトリー・モニュメント駅2番出口
バンコク市内ホテル間送迎サービスは10時から18時。予約は電話0225-8888#5402
カスタマーサービス1631 (9日8時から21時)
02-677-8898

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