一堂に会する人気ストリートフード巡り バンコク「キングパワー ランナム」vol2
2018年01月30日
グルメとショッピングを一体化した最先端の巨大コンプレックスがタイのバンコクにリニューアルオープンした、タイ最大のデューティフリー・コンプレックス「キングパワー・ランナム」。詳細はvol1へ。ショッピングだけでなく、タイで人気の店を集めたグルメエリアも見逃せない。
1階と3階を合わせたフード&ビバレッジゾーンは1,500平方メートルのスペース。3階の「タイ・テイスト・ハブ 」は、840平方メートルのスペースに17のレストランが出店。タイ国内初にして唯一の有名ストリートフード店を集めた。バンコクの路地裏の屋台をめぐる雰囲気の中、人気の味をさまざまに楽しめるエリアは必見。
そのなかから、おすすめメニューをピックアップしてみよう。
Han Tha Din Dang
鴨の中華煮込み
1921年、Tha Din Dang河岸の屋台で鴨の中華スープを売り始め、醤油ベースの秘伝スパイス配合のおいしさで有名になった。同じ味が4世代にわたって引き継がれている。
King River Prawn Ayudhaya
タイムキング川海老グリル
タイ・ロブスターとも呼ばれる川エビのグリルは、まだ外国人には知られていないタイの人気メニュー。タイでも一部の地域でしか獲れないもので、古都として知られるアユタヤ産は特級品とされている。
Bun Tud Thon Fish Ball
フィッシュボール入りヌードルスープ
もともとはヤワラー地区と呼ばれるバンコクのチャイナタウンで始まり、1981年に移転。種類豊富なおいしい手作りフィッシュボールの入ったヌードルで有名。
Kway Chap Hong Te
香草ポークスープ中華ヌードル
シーロムを発祥とするタイスタイルの中華麺。34年ほど前に、タイに来た中国人がもたらしたレシピ。ベスト食材のみを使う店としてバンコクで1番有名な中華麺レストラン。
Rong Mueang Kao Lao
ビーフスープヌードル
60年以上続く老舗で今やレジェンドとなったビーフ煮込みの味。1954年オープン。自家製中華香草スープは牛すじ、バラ肉、ビーフボールに完璧にマッチする味に仕上がっている。
Thipsamai Pad Thai ParatooPee
シュリンプオイルで炒めるエビ、卵パッタイ
戦前から人気のあったタイで一番古いパッタイレストラン。パッタイはセンチャンライスヌードル、エビ、卵、もやし、ネギ、ピーナツの炒め物で、タイを代表する食べ物。第二次戦争で米の価格が上がったため当時の首相が麺と国内生産の生鮮食品を推奨。この料理がパッタイと呼ばれるようになる。
Karim Roti Mataba
ロティ マタバ
本物のバングラデシュ料理のレシピをタイ風にアレンジ。1980年の開業以来地元客や観光客で賑わっている人気店。
Dim Sum Bistro by chef Pom
ポーク海老餃子 えび卵のトッピング
ポムシェフの点心専門店はタイでも1、2を争う人気中華レストラン。40年以上香港スタイルの点心をバンコクで提供している。
カジュアルな屋台料理を食べ歩くほか、本格的タイ料理店、バンコクでは地元の人にも観光客にも人気の レストラン、Nara も入っているので、ゆったりと本場の味を楽しむことができる。
ほかにも1階と3階には、有名レストラン&カフェ11店がキングパワー・ランダムのためだけに開発したメニューで出店。ラーメン屋「なんつッ亭」も日本の味が恋しくなったら寄りたい。タイでもラーメンは人気のようだが、店長の伊藤攻嗣さん(写真上)によると、タイ人の味覚に合わせた激辛ラーメンも提供されているという。
ヘルスコンシャスな人向けには、Brekkie Organic Cafe &Juce Barでアサイボールやキヌアなどを使った軽食を。スペシャルメニューとして上の写真のアサイボールやキヌアと豚肩肉のステーキ、カカオパンケーキなどもおすすめ。
タイならではのスイーツカフェとしてはずせないのは、マンゴーのデザートのみを扱う「メイク・ミー・マンゴー」。マンゴーのおいしさをあらゆる形で示してくれる。スペシャルメニューとして、上中央の写真のホットプレートグリルドマンゴー。日本では高嶺の花のマンゴー、全メニュー制覇したいほどのおいしさ!
そのほか、アメリカで人気のプレミアムフローズンヨーグルトの専門店、Pinkberry、台湾で人気のデザートチェーン、QQ 台湾デザート、大阪のチーズタルト人気店、PABLO Miniなどがランナム店ならではのオリジナルメニューを用意している。
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