小林一茶の青年期、”空白の10年“をファンタジックに描く新作ミュージカル「ISSA in Paris」開幕
2026年01月10日
江戸時代の俳人、小林一茶の青年期、”空白の10年“をファンタジックに描くオリジナルの新作ミュージカル「ISSA in Paris」。ブロードウェイ・ミュージカル『ナイン』『タイタニック』などヒット作を多数生み出した作詞作曲家のモーリー・イェストン発案、作詞作曲を務め日本で新作初演となる。
2020年に『ナイン』日本版演出を手掛けた藤田俊太郎の演出、海宝直人主演、ISSA役岡宮来夢で、1月10日に東京・日生劇場で幕を開けた。
現代の東京に住むシンガーソングライターのISSAこと海人の母(彩吹真央/藤咲みどりWキャスト)は、著名な俳句研究家だったが、母息子の関係はこじれていた。ある日、そんな母の訃報が届き、消息不明とされている若き日の小林一茶の空白の10年間、パリに渡りフランス革命に関わっていた、という母が生前唱えていた仮説を確かめに、海人はパリへと旅立つ。そこで、小林一茶こと弥太郎(岡宮来夢)と時空を超えて、2人は出会いーー。
イェストンは学生時代、日本文学のす翻訳を学んでおり、特に感銘を受けたのが小林一茶の「露の世は露の世ながらさりながら」という俳句。『ISSA in Paris』創作の出発点となったという。開幕を前にした出演者、演出家が以下のようにコメントを出した。

海宝直人

「構成にオリジナリティがある。海人は母が残した物語の中に入っていき、ISSAを俯瞰して見ている役。解釈の幅があるのは魅力だなと思います。本作の原案・作詞・作曲のモーリー・イェストンさんもそこに惹かれたのではないかなと思うんですよ。日本語ならではの言葉の広さや奥行きが、ミュージカルを作るうえで武器になるし、音楽の力もすごい。新作をやる上でみんなでディスカッションを重ねて作っていった。ミュージカルを見ている方ほど新鮮な作品てす」
岡宮来夢

「史実にはない空白の10年間、という、海人にとってどんなISSAでありたいかを意識しながら、役作りをしてきました。世界初演の作品に携わるのは初めての経験。みんなで話し合いを繰り返しながら、一体感のあるカンパニーになりました」
藤田俊太郎



「お客様には、1人1人にとって大切な言葉を思い出していただきながら、思わず口ずさみたくなる音楽を劇場から持ち帰っていただければ。
作品全体が1人の歌人で、海人が母の書いた物語のなかに入っていき、出会うはずのない人たちの価値観や喜びを見つける。現代の東京とパリ、過去の日本とパリで、必死になって懸命に生きようとしている民衆の姿を海人が、ISSAを見たときにどのような価値観に出会えるがテーマです。スタッフ総力あげて時代や場所を一瞬にして魔法のように変えるステージが見どころです」
日本文学と世界的音楽家が創る、時空を流れるように行き来する演出が新鮮なミュージカルだ。

ミュージカル『ISSA in Paris』
原案・作詞・作曲:モーリー・イェストン
脚本・訳詞:高橋知伽江
演出:藤田俊太郎
振付:ジュリア・チェン
出演:
海宝直人 岡宮来夢
潤花 豊原江理佳
中河内雅貴・染谷洸太(Wキャスト)
彩吹真央・藤咲みどり(Wキャスト)
内田未来 阿部裕 他
【東京公演】
2026年1月10日(土)~30日(金)
会場:日生劇場
【大阪公演】
2026年2月7日(土)~15日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール
【愛知公演】
2026年2月21日(土)~25日(水)
会場:御園座
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