スペイン料理の老舗「ホセ・ルイス」渋谷スクランブルスクエアにオープン
2019年11月29日
ホセ・ルイス
11月1日オープンした渋谷スクランブルスクエアには、グルメにとってたまらない美食が集まっている。なかでも注目したいのが日本初出店のスペイン王室御用達のレストラン「ホセ・ルイス」。
13階の店舗はオープンな広々としたスペース。本店の伝統的なスペイン仕様をベースに格調高いインテリアで迎えてくれる。
1957年、スペイン・マドリードにオープンし、60年以上にわたって市民に愛されてきた。スペイン国王一族も、長年通い続けるレストランとしても知られる。
テーマを「伝統と革新」とし、スペイン本国の料理に日本の文化も融合させ、日本限定のアレンジメニューも考案された。
前スペイン国王が“一番美味しいトルティージャ”と絶賛したスペイン風オムレツ「伝統トルティージャ」はスペイン本場の味。さらに、日本の食材なども使い、エスプーマでアレンジした「濃厚なチーズがとろけるスフレトルティージャ」が渋谷限定で登場。人気のメニューになっている。白いふわふわしたエスプーマにスプーンを入れると、とろとろ食感の濃厚なチーズがあらわれる。
スペイン名物パエリアも「名物 濃厚海老出汁のフィデワ アイオリエスプーマ」としてパスタとマリアージュさせている。魚介の出汁をたっぷりと吸ったパスタは、これまでにない新食感だ。
「パルメザンチーズのフラン」や「イベリコHOTDOG」、「ポレンタタコヤキ」など12種(その日により変わる)が、木彫の波だつ皿にのったピンチョスのプレゼンテーションも迫力満点。ひとつ300円の好みのピンチョスをいくつでも選ぶことができる。デザートにはいま旬のスイーツ、美しく飾られたバスク風チーズケーキなど、魅力的なラインナップが並ぶ。
「ホセ・ルイス」所有のワイナリーから直輸入した「ボデガス・モセン」のワインは、国際コンテストで数々の金メダルを受賞。日本では、渋谷スクランブルスクエア店で味わうことができる。
一般的にイメージされる伝統的レストランとガストロノミーの2極化が進んでいる現在の日本のスペイン料理界の状況。伝統は逸脱せず、ベースを守った上で半歩先に進んだ料理を打ち出している。スペイン料理は楽しさが基本。本店の品格を保ちながらカジュアルさも持ちあわせたなじみやすい店にしていきたいという。
ピンチョス
一つ300円のピンチョスは、その日によりさまざま。なかでも人気は、ムース仕立てにし、卵黄の塩漬けをまとった「リコッタチーズ」。フォアグラと柿の甘味にいぶりがっこでアクセントをつけた「MONAKA」、濃厚なウニプリンをニンジンの甘味と合わせた「なめらかウニプリン」などアイデアたっぷり。
スフレトルティージャ
ずっしり重い鉄器にのせられて運ばれてくるトルティージャは白い泡をまとい姿を整える。日本人は体に鉄を入れて血を保つと良いとされていることから南部鉄器を使い、また、鉄器を使うことにより温度管理ができるという。本店が大切にしている60年以上前から使っているハーブなどを使いながら、渋谷でしかできない今のスペイン料理を表現。じゃがいもとたまねぎだけのシンプルな中に、日本風アレンジとして数種類のチーズを入れた。上のふわふわと中のとろとろを一緒に口に入れたときの新しい食感が楽しい。チーズに生地、そしてチーズにまた生地、と層をなしている厚みのあるオムレツは食べごたえ満点だ。
バスク風チーズケーキ
日本で旬のスイーツ、バスク風チーズケーキは、見目麗しく変身。このチーズケーキは、バスク地方サン・セバスチャンにある有名バルが発祥。わざと焦がすことで生まれる香ばしい風味と、閉じ込められたチーズのとろけるような口当たりと濃厚な味わいは絶品だ。
ホセ・ルイス 渋谷スクランブルスクエア店
東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン 13階
11:00~24:00 ※フード L.O. 23:00
※年中無休(ビル休業日を除く)
03-6452-6227
伝統トルティージャ 1,200円
濃厚なチーズがとろけるスフレトルティージャ S 1,400円、L 2,800円
名物 濃厚海老出汁のフィデワ アイオリエスプーマ 1,600円
名物ピンチョス各種 各300円
名物 バスク風チーズケーキ S 800円、L 1,500円
ランチ3800円、ディナー3500円7品と4800円9品
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