進化するニューノーマル時代の船旅 オーシャニアクルーズ、リージェント セブンシーズクルーズ

カテゴリー/ VISIT |投稿者/ Gouret&Traveller
2021年12月11日

「デラックス・ベランダスイート約800万円からマスタースイート約2200万円」というリュクスな航海、2024年リージェント・セブンシーズクルーズの132泊ワールドクルーズが発売わずか2時間半で完売となったというニュースが旅行業界で話題になりました。クルーズファンにとっては1年半以上も待ちに待った世界一周の旅。定員700名の限られたゲストのためには、今まで以上に豪華なスイートルームが用意されています。

リージェント・セブンシーズクルーズでは、新造クルーズ船「ヴィスタ」が、2023年にオーシャニア クルーズ7隻目の豪華客船として就航、姉妹船も2025年に完成予定で、新しい機能も完備され、充実した世界一周クルーズが期待できそうです。

約4か月間で31か国を回る船旅は、米マイアミ発着で、中米、米西海岸、南太平洋、オセアニア、東南アジア、インド、中東、地中海諸国の順に4大陸66寄港地を巡り、61ものユネスコ世界遺産を訪問するというスケールの大きなルート。442の寄港地ツアーはこれまでのクルーズ史上最多で、通常では難しいパナマ運河やスエズ運河を通過する貴重な体験もできます。

旅の新時代の幕開けを映し出すという意味をこめて名付けられたヴィスタは、The Finest Cuisine at Sea(洋上の最高級グルメ)の楽しみ、ゲスト3名にスタッフ2名であたる最大級にパーソナライズされたサービスといったクラス感をアップグレードされたクラス感を持ちながらもくつろぎを感じる家具や調度品がもたらす温もりのある雰囲気のなか旅を続けられ、クルーズファンならずとも洋上の旅への憧れは募ります。

船に足を踏み入れるとそこはもう非日常。目を引くのがドラマチックでグラマラスなパブリックスペースです。グランドダイニングルームはほぼ2フロア分の高い天井が圧巻。ベルエポック風のシックな内装もロマンチックです。

ヴィスタの全室ベランダ付き客室は、レジデンシャルスタイル 。すべてのステートルームとスイートルームには、特大のレインフォレストシャワー、大きな洗面台、たっぷりとした収納スペースのある美しいバスルームが設備されています。ペントハウス、オーシャニア、ヴィスタの3種類のスイートカテゴリーは、海に面した邸宅です。ブランド初の試みとなるおひとり様専用のコンシェルジュレベル ベランダステートルームも登場します。

「セブンシーズ グランデュアー」は、ラグジュアリークルーズにおける最新の進化形です。洗練されたスタイル、他に比肩するもののないエレガンス、そして息を呑むような美しさはで、世界でも最も豪華な船団の6番目のメンバーとして2023年末にデビューします。

数々の賞を受賞したStudio DADOが設計を担当したセブンシーズ グランデュアー。なかでもクルーズラインを代表するスペシャルリティレストラン「コンパスローズ」のゴージャスな設えが目をみはります。コンパスローズでは毎回の食事体験をゲスト自身が組み立てることができます。

コンパスローズの新デザインでまず目を引くのが、レストラン手前にあるレーザーカットのメタルと手吹きガラスでできた静寂を感じさせる、流れ落ちる滝をイメージした繊細な彫刻。内部ではクリスタルと木製縁取りを織り交ぜた光り輝く木々が頭上にアーチを描き、美しい魔法の森で食事をしているかのような錯覚に陥ります。

陽が沈むとディナーのスタートです。床から天井までがイルミネーションに照らされると、レストランを包み込む柱や枝に一枚一枚丁寧に張り付けられた膨大な数のクリスタルカットの葉が浮かび上がり、まるで万華鏡のような様相を呈します。何百ものキラキラとした光に取り囲まれた窓には、スターダストが散りばめられたかのような海の光景が浮かび上がります。

Confluent Studiosに依頼して製作された金箔と金彩ガラスを用いた特注壁画には、森の動植物が描かれ、レストランの奥行が演出されています。 日替わりのスペシャルメニューや、ビーガンやベジタリアン向けのメニューも充実しています。

リージェント・セブンシーズクルーズは、運賃のほか、スペシャリティレストラン、お酒、ランドリーなど、すべての料金が含まれるオールインクルーシブ。なかでも寄港地のオプショナルツアーまで含まれているのがこのクルーズならではの特典です。
クルーズ船は夜移動して翌朝新しい寄港地に到着し、昼間は船から降りて寄港地を観光するスタイルが一般的。事前にいくつか催行されるツアーを知ることができるので、希望のツアーを事前にチェックしておくのも乗船前のお楽しみです。ほとんどの寄港地では、ガイド付きの現地ツアーが組まれており、船から降りると待っているバスなどに乗って希望の観光地へ一直線という気軽さ。ツアーではほとんどの場合、自由時間も組み込まれているので、街や観光モニュメントなどの散策も団体行動を離れてゆっくりできます。

あえて観光に出かけずに、キャビンやプールサイドでのんびり過ごすのもクルーズならではの楽しみ方。船内でアクティブに過ごしたければ、カジノ、スパ、露天風呂、ジャーグージ付プールはもちろん、スライダー、人工波サーフィン、ジェットコースターやプラネタリウムまで楽しむことができます。数ある講演やクッキングクラスなどに参加するカルチャー体験も選択の一つに入れておきたい楽しみ方です。
ディナー後には、毎夜開催される船内シアターでのミュージカルやコンサートに出かけ、終演後にはバーで感想を語りながらシャンパンを一杯、といった洋上とは思えない過ごし方もできるのです。

もちろん、クルーズでの食事は旅のハイライト。「ヴィスタ」には、このサイズの船としては前例のない合計12か所での食のスペースを展開され、洋上とはいえ美食への興味は尽きません。

「グランド ダイニングルーム」にはオーシャニアクルーズのラグジュアリーな美食が凝縮しています。シグネチャーダイニングでの食体験として、ジャック・ペパンの代表的料理や世界の味、さらにエグゼクティブシェフの最新テイスティングメニューなど、毎日更新されるメニューには少なくとも10種の前菜、スープ、サラダ、そして10種のメインディッシュのセレクションがあり、ヘルシー志向にはスパが監修したアクアマールバイタリティキュイジーヌもおすすめです。

「トスカーナ」は、上質のキアニーナレザー、手吹きのベネチアングラス、カッラーラ産大理石などによるイタリアらしい雰囲気の中でトスカーナ料理の進化系を味わえます。何世代にもわたる家族の伝統から生まれたオーシャニアのレシピの多くは、イタリア人料理人たちの母親や祖母からの直伝によるもの。エレガントなヴェルサーチの特注デザインの食器で供される料理の数々はトスカーナのエッセンスそのもので、イタリアの食への情熱が凝縮しています。ディナーのメニューを賑わすのは、まずは前菜のシャンパンビネガーのドレッシングをかけたタコのカルパッチョや、黒トリュフソースをかけたアーティチョークとパルメザンチーズのタンバル。パスタには手作りニョッキのジェノヴェーゼ。メインにはロブスターのメダイヨンにエシャロットのリゾット添えや、スズキのソテーをソレントのレモン、シャルドネ、ケッパーのソースで仕上げたものなど。

「プリヴェ」は、最大10名までのゲスト限定で「お任せ」や「お好み」で料理をオーダーできるパーティ仕様のサロン。ドラマチックなバックライト、デボス加工で立体感を演出した壁、満開の花びらさながらの天井、ハイセンスな大理石のダイニングテーブル上部には華やかなシャンデリア、また、壁面全体にガラスが穿たれた大窓は、文字通り大陸を横断しながらのディナーパーティーを華やかに演出してくれます。

船内の医療体制もCOVID-19以降完備され、隔離専用の宿泊設備を新設。感染者が出た場合は、接触者追跡をして濃厚接触者に迅速に通告されます。集中治療室の設置、陸上医療機関とのパートナーシップ、遠隔治療サービスなども充実しています。また寄港地の自治体と協力し、安全な帰宅手配対応プランも用意しています。

ヴィスタの初就航クルーズ

デビュークルーズ – ローマからバルセロナ 2023年4月14日発 12泊
ソレント/カプリ、メッシーナ、バレッタ、フィレンツェ/ピサ/トスカーナ、モンテカルロ、トゥーロン、ポールヴァンドル、パルマ・デ・マヨルカ、イビサ、バレンシア

バルセロナからリスボン 2023年4月26日発 10泊
アリカンテ、グラナダ、アレシフェ、サンタ・クルス・デ・テネリフェ、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア、タンジェ、リスボン(停泊)

リスボンからベネチア 2023年5月6日発 14泊
セビリア、マラガ、カルタヘナ、パルマ・デ・マヨルカ、バルセロナ、マルセイユ、モンテカルロ、ローマ、ソレント/カプリ、メッシーナ、ドブロブニク、ベネチア(停泊)

ベネチアからアテネ 2023年5月20日発 12泊
スプリト、バーリ、コトル、ミコノス、カヴァラ/ピリッポイ、イスタンブール(停泊)、エフェソス、ロードス、サントリーニ

アテネからイスタンブール 2023年6月1日発 10泊
サントリーニ、イラクリオン、ボドルム、アンタルヤ、リマソール、ロードス、エフェソス、ボズカーダ、イスタンブール(停泊)

イスタンブールからローマ 2023年6月11日発 14泊
イスタンブール(停泊)、イズミール、サントリーニ、ロードス、リマソール、エルサレム(ハイファで停泊後アシュドッドへ)、ハニア、アルゴストリ、タオルミーナ、サレルノ

ローマからアテネ 2023年6月25日発 10泊
ナポリ/ポンペイ、メッシーナ、バレッタ、ミコノス、イスタンブール(停泊)、エフェソス、サントリーニ

アテネからベネチア 2023年7月5日発 10泊
ミコノス、イスタンブール(停泊)、エフェソス、コルフ、コトル、ドブロブニク、ベネチア(停泊)

ベネチアからローマ 2023年7月15日発 10泊
スプリト、ドブロブニク、アテネ、ミコノス、サントリーニ、アルゴストリ、タオルミーナ、サレルノ

ローマからバルセロナ 2023年7月25日発 10泊
ナポリ/ポンペイ、メッシーナ、バレッタ、フィレンツェ/ピサ/トスカーナ、モンテカルロ、サントロペ、マルセイユ、パルマ・デ・マヨルカ

バルセロナからロンドン 2023年8月4日発 14泊
マラガ、タンジェ、セビリア、リスボン(停泊)、ポルト、ラコルーニャ、ビルバオ、ボルドー(停泊)、サンマロ

ロンドンからロンドン 2023年8月18日発 12泊
エディンバラ、カークウォール、ストーノーウェイ、グラスゴー、ベルファスト、リバプール、ダブリン、ホリーヘッド、ウォーターフォード、ポートランド

ロンドンからニューヨーク 2023年8月30日発 18泊
パリ、サンマロ、トーベイ、コーク、ベルファスト、ダブリン、キリベッグス、セントジョンズ、サンピエール、セントジョン、バーハーバー、ボストン、ニューポート

ニューヨークからモントリオール 2023年9月18日発 11泊
ニューポート、ボストン、バーハーバー、セントジョン、シェルバーン、シドニー、サグネ、ケベックシティ、モントリオール(停泊)

モントリオールからマイアミ 2023年9月29日発 15泊
モントリオール(停泊)、ケベックシティ、サグネ、シドニー、シェルバーン、バーハーバー、ポートランド、マーサズヴィニヤード、ニューヨーク(停泊)、チャールストン

マイアミからロサンゼルス 2023年10月16日発 16泊 またはロサンゼルスからマイアミ2023年11月3日発 16泊
ジョージタウン、カルタヘナ、パナマ運河、プンタレナス、コリント、プエルトケツァル、アカプルコ、カボ・サン・ルーカス、エンセナーダ(11月3日のクルーズは逆コ

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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