ドナウ川クルーズ麗しの旅vol2.世界遺産ヴァッハウ渓谷を訪ねて

カテゴリー/ VISIT |投稿者/ Gouret&Traveller
2018年11月18日

 

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早朝、朝靄のなか船はメルクに到着していました。メルク修道院(Stift Melk )で世界的に有名な街です。11世紀にバーベンベルク家の城がベネディクト派(カトリックの修道会)に寄進され創設されたベネディクト会派のメルク修道院は、街の上部、ドナウ川を見下ろす岩肌に建ち、ヴァッハウ峡谷のごく近くに位置しています。ヴァッハウ渓谷は、オーストリア北部のドナウ川下流地域に広がる景勝地で、南北の山脈に抱かれた36キロに及ぶ渓谷一帯が「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」の名で、ユネスコの世界遺産に登録されています。
渓谷の両岸には古城や修道院が点在し、観光クルーズとして人気もあります。

 

 

 

 

 

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IMG_7183船から徒歩10分ほどで修道院のドームが見えてきました。地元のガイドさんが修道院の内部を案内してくださいます。
メルク修道院は、東西320mの修道院が65mの尖塔をもつ教会をとり囲んでおり、白と黄が色鮮やかなオーストリア屈指のバロック建築。ドナウ川を見下ろし、修道院からは周囲の美しい景色を見ることができます。10月で終わってしまうそうですが、ウィーンからクルーズ&メルク修道院見学の日帰りツアーもあります。

 

 

 

 

 

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アプローチから門まで5分ほど歩き、アーチをいくつかくぐるとエントランスに到着です。「横にのびた摩天楼」の別称もある大きな荘厳な建物です。今回、メルク修道院のなかの撮影は禁止でした。
図書室は約10万冊の蔵書を誇り、大広間の「大理石の間」はまるで宮殿のようです。
フランスへ輿入れするマリー・アントワネットが一夜を過ごした部屋もあります。アントワネットの母親、マリア・テレジアも訪問、「来なければ後悔していたでしょう」と絶賛したそうです。
外から見えたドームの天井ほかいたるところ豪華な装飾が施してあります。ベストセラーとなった小説『薔薇の名前』の中では、修道院とその著名な図書館への賛辞として、作者のウンベルト・エーコが主人公の一人に「アドソ・フォン・メルク」と名付けています。現在は学校となり、男女約900名の生徒がここで学んでいるそうです。

 

 

 

 

 

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外に出て庭園を散策します。円卓のテーブルのように刈りこんだ木がシンメトリーに植えられています。奥には修道院の内装を模した壁の装飾も美しいカフェがありました。庭園を眺めながら、ゆっくりお茶を飲みたいところですが、ランチの時間が近づき船にもどります。

 

 

 

 

 

 

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朝食は時間は7時から8時まで自由な時間にいつもと同じテーブルでいただきました。上の写真が朝食のテーブルセッティング。ブッフェスタイルでハムやチーズ、卵料理などにクロワッサン、とフランス式の朝食です。ランチも同じテーブル、同じメンバーで一斉に料理が運ばれてきます。これは、クルーズが終わるまで変わりません。旅が終わるころにはすっかり家族のように仲良くなってしまいました。
ランチは変わらずフレンチですが、毎回趣向を凝らし最後まで飽きず満足度100%のおいしさです。

 

 

 

 

 

 

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ランチを楽しんでるいる間にヴィッハウ渓谷の小さな町、デュルンシュタインに到着しました。 午後はこの愛らしいワインの町を自由に散策します。
ヴァッハウ渓谷はドナウ川随一の景勝地で、デュルンシュタインはドナウ川クルーズの発着地になっています。
デュルンシュタインはドナウ河沿いにある人口900人弱のおとぎ話に出てくるような町。ハイキングコースとして整備され、頂上では城壁や門、牢獄など迫力ある景観を眺めることもできます。街はメイン通りが1本しかなく、道の両側にはおみやげ屋さんやワインのテイスティングのできるカフェなどが並びます。ほかにはクエンリンガー城への道があるだけです。昔の城門や城壁が残り、山の斜面に町があります。

 

 

 

 

 

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IMG_7238ドナウ川を見下ろす丘の上はブドウ畑になっています。250の生産者が集まる「ドメーヌ・ヴァッハウ」はこのあたりで一番大きなワイナリーです。オーストリアワインの主要品種、グリューナー・フェルトリーナーの葡萄畑がひろがるなかに立ち、多くの人々がワインを買いに訪れています。試飲しながらオーストリアワインについての知識や情報も教えてもらえます。

IMG_7222グリューナーフェルトリーナーファンとしてはぜひ持ち帰りたいところでしたが、クルーズはまだまだ始まったばかり。諦めて船上で飲もうと一本だけ購入します。8ユーロでした。部屋のバルコニーで川の流れを眺めながら優雅に1日一杯ずつ大切に飲みました。
みずみずしいブドウが実る緑豊かなバッハウの畑をあとに船にもどりました。

 

 

https://www.croisieurope.travel/en/

text&photos Miki Yamashita

ドナウ川クルーズ麗しの旅vol.1

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