「星野リゾート 界」冬に行きたい美食の温泉旅5選
2020年01月26日
全国に個性豊かな施設を展開する「星野リゾート」のなかで、日本各地の文化に触れることができる温泉旅館「界」は、地域らしさを色濃く反映した個性豊かな宿泊施設です。ご当地グルメを味わうにも最適な全国の15箇所の「界」のなかでも、この冬おすすめの美食の宿をご紹介します。
界 鬼怒川(栃木県)
広大な山々と美しい川を有し、新鮮な野菜や果物、川魚などの食の魅力にあふれている栃木県。「界 鬼怒川」流にアレンジした自然の恵みが、艶やかなプレゼンテーションのもとふるまわれます。地酒やワインなど、栃木産のおいしいお酒もそろっています。
伊勢海老と牛ロースの龍神鍋と龍神蒸し
地域らしい食材と調理法にこだわる界の特別会席。秋冬の特別会席は、龍王峡の龍神伝説にちなみ、荒ぶる龍神のダイナミックさをメインの龍神鍋で表現しました。ゲストの目の前で約800℃に熱した大谷石を鍋の中に入れ、ぐつぐつと湯が沸き立ち盛大な湯気があがったら、伊勢海老を投入します。春夏の特別会席は龍神蒸しです。食材の下には日光杉が敷かれ、沸き立つ蒸気を益子焼で作られた特別な鍋蓋で閉じ込めれば、芳醇な香りが食材を包み込みます。蓋を開けた瞬間に立ち昇る湯気はまさに龍神のよう。伊勢海老や牛ロースのほかに、牛肉や野菜のほか、干瓢、巻湯波、三年味噌など、季節感とご当地らしさを感じられる食材を入れれば、食材の旨みが凝縮された香りが広がります。
また、「界 鬼怒川」のスタンダードな会席料理もあります。とちぎ民藝の代表格である益子焼を使い、旬の食材を活かした料理。器も目に楽しいメニューです。
いちご王国・栃木を堪能する「民藝いちご滞在プラン」
世界遺産や有名景勝地にも近い栃木県・鬼怒川温泉にある「界 鬼怒川」。都内から電車・車で約2時間というアクセスのよい人気温泉地です。この冬は、いちごを堪能する「民藝いちご滞在プラン」と、栃木県の銘石大谷石(おおやいし)の灯かりを望む「栃木の石灯りバー」が楽しめます。
いちご生産量日本一を誇る、いちご王国・栃木県。界 鬼怒川では、滞在を通じていちごと民藝品を楽しむことができる「民藝いちご滞在プラン」。果肉が柔らかく県内でしか味わえない幻のいちごといわれる「とちひめ」を含むいちごの食べ比べでは、 益子焼をはじめ、様々な産地の器300枚が並ぶ豆皿ギャラリーから、好みの豆皿に盛り付けてアレンジをお楽しみいただけます。温泉では栃木の伝統工芸「宮染め」のいちご柄手ぬぐいをお供に、いちご牛乳で湯上がりのひとときを満喫。夕食では、いちごをワインで煮込む界 鬼怒川特製甘味「いちごと赤ワインの紙鍋 バニラアイスクリーム」を。そして翌朝は、技術的に難しいと言われた果実の発酵食品化を成功させた「いちごの発酵ドリンク」など、旬のいちごをさまざまな形で堪能できます。
宿泊期間 2020年2月29日まで 1泊2食付き29,000円~(2名1室利用時の1名料金、税別)
いちご王国・栃木で楽しむ冬のいちご狩りチケット付プラン
旬のいちごを楽しむ日光ストロベリーパークのいちご狩りチケット付プラン。日光ストロベリーパークは界 鬼怒川から車で約20分、東京や宇都宮方面に帰る途中で立ち寄れるので、鬼怒川・日光エリアの観光といちご狩りの両方を堪能。「とちおとめ」をはじめ、新品種のプレミアムいちご「スカイベリー」や人気が高い「紅ほっぺ」、「やよいひめ」の4種類を栽培。甘酸っぱい香りが漂うハウスの中で、さまざまないちごを堪能できます。
2020年4月23日まで 1泊2食付き23,600円~(2名1室利用時の1名料金、税別)
温泉
江戸時代に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許されたという由緒正しき温泉。明治に入り、一般の人々にも開放され、その湯量の豊富さや泉質が親しまれてきました。発見から300年以上を経てなお、老若男女問わず多くの人々を癒し続ける関東有数の温泉郷です。
傷は川治、火傷は滝(鬼怒川温泉)と謳われた名湯鬼怒川温泉。アルカリ性の単純泉は体に優しく、長湯をしても疲れにくいので、何度も温泉が楽しめます。冬季の降雪時にだけ体験できる「雪見風呂」は格別です。
界 仙石原(神奈川)
テーマを「アトリエ温泉旅館」とする箱根・仙石原エリアの「界 仙石原」は、標高約700メートル の仙石原高原の雄大な自然に抱かれた、全室露天風呂付きの温泉旅館です。客室の露天風呂からは山々が連なる仙石原の雄大な風景や自然を望めますが、山の幸だけでなく、海の幸も楽しめる美食所です。
雲丹と牛のすき鍋会席
箱根は、山の幸はもちろんのこと、相模湾や小田原の海の幸が味わえるエリアです。界 仙石原では山海の幸をふんだんに堪能する「雲丹と牛のすき鍋」をご用意。甘辛く味付けされた割下と、濃厚なウニの甘味が口いっぱいに広がる贅を尽くした会席が華やかです。
2020年2月29日まで 1泊2食付き45,000円~(2名1室利用時の1名料金、税別)
温泉
大涌谷から引いた湯は、白濁した湯の花がが舞う、PH2.0の酸性の硫酸塩・塩化物温泉です。短時間の入浴で肌は滑らかになり、身体をしっかりと温めます。
大浴場の内風呂には「あつ湯(温泉)」と「ぬる湯(真湯)」の2種類の浴槽を用意しており、「あつ湯」に入ってさっと温まったのち、「ぬる湯」で刺激のある酸性成分を流しながら肌を鎮静して、同時にじっくりと温まります。露天風呂の外側に流れる水庭には、蓄光石が底にちりばめられ、夜になると星空のように美しく輝きます。
内なる表現欲と出会う アトリエ温泉旅館
「開運アート滞在」はいかがでしょう。絵馬をキャンバスに見立てて願いを込める、この土地ならではの催しです。周辺には、箱根ガラス美術館ををはじめ多くの美術館を巡り、さまざまななアートに触れるのもおすすめです。
2020年2月29日まで ※1日1組限定 1泊2食付き 42,000円~(2名1室利用時の1名料金、税別)
界 遠州(静岡)
静岡県浜松市の舘山寺温泉にあり、浜名湖を望む客室や、大きな窓から望める浜名湖は壮麗な眺望。すべてがレイクビューの部屋には、浜松の伝統工芸「遠州綿紬」をしつらえています。浜名湖名物うなぎを堪能する料理、お茶処ならではのおもてなしも魅力です。
開運うなぎのぼり滞在
1日1室限定のお茶・ふぐ・うなぎで縁起を担ぐ特別なプランです。夕食には、縁起ものである「ふぐ」と「うなぎ」を味わう特別会席「ふぐうな会席」を。ふぐで「福」を呼び込み、うなぎで運気が「うなぎのぼり」になることを願う、お楽しみがあります。特別室「茶処リビング付き和室」の部屋では、「戦国武将お茶セット」でお茶を飲みながら勝負運を高めましょう。
1日1室限定の「開運うなぎのぼり滞在」プランや、チェックイン後開催しているご当地楽の「出世茶体験」、朝には縁結び茶の振る舞いなど、滞在を通して運気アップを期待できます。縁起のいいお茶や食事で、「界 遠州」ならではの開運旅を体験してみてください。
2020年2月29日まで 1泊2食付き 27,000円~(2名1室利用時の1名料金、税別)
湖都の湯
露天風呂と檜造りの内風呂が楽しめる「湖都(こと)の湯」。大きな桶にヒバを贅沢に使用した「華の湯」。趣の異なる湯殿で、ゆったりのんびりを満喫できます。
富士山のふもとで日差しをさんさんと浴びた無農薬茶葉を籠にぎっしり詰め込んで、「華の湯」の露天風呂に浮かべた「お茶玉美肌入浴」。お茶の香りに癒され、お茶処ならではの入浴を楽しみましょう。
界 加賀(石川)
界 加賀は、「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」において、旅館部門で「4レッドパビリオン」(最上級の快適の中でも特に魅力的)と評価された宿。加賀伝統の温泉宿で、蟹を堪能する滞在に期待が膨らみます。
界 加賀名物「活蟹のしめ縄蒸し」
「活蟹のしめ縄蒸し」は、塩水に浸した縄を蟹に巻きつけて蒸し上げるという、一度見たら忘れられないダイナミックな料理。蟹の旨味をぎゅっと閉じ込め、その身はふっくらと柔らかく仕上がって、まさに口福を呼び込む一品です。
“極み”活蟹づくしのタグ付き蟹会席
一度は食べたい活蟹づくしのコース。一人あたりに使用する1.5杯の蟹がすべて活蟹です。目玉は蟹のしめ縄蒸しと蟹すき鍋。しめ縄蒸しは「タグ付き蟹」で登場。〆には蟹雑炊というお楽しみも。
※仕入れの状況により、石川県外のタグ付き蟹を使用する場合があります。
2020年3月10日まで 1泊2食付 46,364円~(2名様1室利用時の1名料金、税別)
温泉
山代温泉は約1300年前に行基という高僧が霊峰白山への修行に向かう途中で発見したと伝えられる歴史ある湯。弱アルカリ性でとろりとした泉質は「美人の湯」とも言われています。「界 加賀」から徒歩1分に位置する、北陸ならではの共同浴場「古総湯」もゲストは無料で楽しめます。
大浴場「久谷の湯」では湯船につかりながら加賀の伝統文化を存分に楽しむことができます。加賀伝統工芸の九谷焼や金沢名産の金箔を使用した風情ある空間で1300年の歴史ある湯浴みを堪能できます。
総湯とはもっぱら北陸地方の温泉地で呼びならわされる外湯(共同浴場)のことです。総湯を中心に広がる街並みは「湯の曲輪(ゆのがわ)」と称され、情緒あふれる温泉街の原風景として今なお残されています。山代温泉の「湯の曲輪」は、2012年度のグッドデザイン・地域づくりデザイン賞を受賞しています。界 加賀から徒歩1分の場所には総湯と古総湯の2つがあり、宿の温泉とあわせて山代の湯めぐりを楽しむことができます。
界 出雲(島根県)
新しい年に向けての開運祈願やご縁参りに、数多くの日本神話の舞台となり、出雲大社をはじめ歴史ある神社が点在する島根県を訪れてみませんか? もちろん、日本海の美味も楽しみです。
松葉ガニ懐石「活松葉蟹の奉納蒸し」
カニ漁が解禁される冬の季節は、「松葉ガニ」をさまざまなな調理法で提供するカニ懐石が提供されます。特に、名物料理「活松葉蟹の奉納蒸し」は、杉板で挟んだ蟹を奉書で包んで蒸し揚げたもの。ほんのり杉の香りをまとった芳醇な味と、添えられたしめ縄の迫力が印象的な逸品。
しじみやカニなど、春の魚介を味わう特別会石も用意されています。春夏はしじみがたっぷりと入った滋味あふれるスープを使った「しじみ牛しゃぶ」。シャキシャキの野菜を牛肉で巻き、スープとともに味わうことができます。
温泉
出雲国風土記」にも記されるほど、古くから美肌の湯として知られる玉造温泉は、天然の化粧水のようななめらかな湯をたっぷりと堪能できます。古来、その優れた効能から「神の湯」と呼ばれてきました。美肌の湯としても知られ、なめらかな湯は乾燥を防ぎ、生き生きとした肌へと導きます。
大浴場では社をかたどった湯口からとうとうと流れ出るお湯に身を任せて神の湯を体感。温泉をたっぷり染み込ませる「源泉パック」でしっとり美肌に磨きをかけましょう。男女それぞれ広々としたつくりの大浴場。湯口から流れ出る玉造温泉のお湯に身をまかせて「神の湯」を満喫できます。野趣あふれる露天風呂も開放的な気分でゆったりと。
中庭を囲むように配置された1階の6室には、檜の露天風呂が備わり、プライベート感満点。木の感触に癒されつつ、ゆったりと「美肌の湯」を堪能できます。
また、1階の6室と2階の12室には、信楽焼の露天風呂が備わっています。心地よい風に吹かれながら、のんびり「美肌の湯」を楽しむことができます。
<タグ付き活松葉ガニ会席> 2020年3月10日まで 1泊2食付き 37,273円〜 (2名1室利用時の1名料金、税別)
<のどぐろとしじみ牛しゃぶの会席> 2020年3月11日〜5月31日 1泊2食付き 32,407円〜 (2名1室利用時の1名料金、税別)
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