フランス・プロヴァンスの「ヴィラ・ラ・コスト」の姉妹ホテル「THE SHINMONZEN」が京都にオープン
2021年12月24日
コロナ禍のなかにあっても、多くのラグジュアリーホテルが誕生している京都。海外からの進出が引も切らないなか、話題のホテル「THE SHINMONZEN」が12月4日プレオープンしました。フランスのプロヴァンス地方にある「ヴィラ・ラ・コスト(Villa La Coste)」の姉妹ホテルとして、10 年以上かけて完成したプロジェクトです。
「ヴィラ・ラ・コスト」(写真上) は、画家セザンヌの愛したエクス・アン・プロヴァンスから北へ30分、リュベロン自然公園のなかのワイナリーに併設され、庭園、ハーブ、花に囲まれた美しい28室のヴィラスイートで、安藤忠雄氏の手掛けたアートセンターを擁することでも有名です。
「THE SHINMONZEN」は、今年オープンしたホテルのなかでもベストのロケーション、新門前通りに位置します。京都を象徴する八坂神社エリア、観光地の中心にありながらも一歩細い道に足を踏み入れると四条通りの喧騒を離れ、古美術店やアンティークショップの町屋が軒を連ねる雅びな通りです。
そんな京都ならでは景観をバックに、9部屋のみのスイートという贅沢な隠れ家。安藤忠雄氏による日本の美を意識しながらもモダンでスタイリッシュなデザイン、世界的デザイナー、レミ・テシエ氏によるコスモポリタンなインテリア、そしてワールドクラスのコンテンポラリー・アートコレクションが織りなす、唯一無二のアーティスティックな空間がひろがります。日本画、絵画、写真、刺繡など、館内に飾られている世界的に有名な新進アーティストによるさまざまなアートは、「芸術家の街」新門前通りへのオマージュです。
ヒノキが香るバスタブ、一枚岩からつくられた大きな大理石のカウンター、やわら畳など細部にまでこだわり、ひと部屋ごとに異なるインテリアが魅力です。それぞれのスイートには広々としたバルコニーが付いており、祇園白川を眺めながらのシャンパンタイムで、このホテルならではの優雅なひとときを過ごすことができます。
もっとも広い部屋は、80平米のKINU。3階の畳がある1ベッドルームスイートは、祇園白川の眺めが楽しめます。日本の旅館スタイルをモダンに昇華させたスイートには、京都の老舗寝具メーカーイワタの布団ベッド、香り高いヒノキ風呂、1枚岩の大理石をくりぬいて創られたシーグラス色のダブルシンクが完備されています。
ミニマムでありながらリラックスできるラグジュアリー感のある40平米のWASHI は、アーティストの作品に触れながら過ごせる、ゆったりとしたリビングルームの先に祇園白川を臨むプライベートバルコニーが広がります。
滞在中には、季節のドリンクやグルメを無料で提供するリバーサイドラウンジで、自宅で寛ぐかのようにリラックス。カーディオジムや客室でのワークアウトアメニティ、トリートメントルームまたはスイートルームでくつろぎながら京都発祥のレイキを含むトリートメントなど、ホテル滞在中のお楽しみも満載です。
2022年4月1日には、メインレストランとして、ジャン–ジョルジュ・ヴォンゲリスティン が手掛ける京都初のレストランがオープンする予定です。
フランス、アルザス地方出身、アルザス地方で50年に渡って3つ星に輝き続ける名店「オーベルジュ・ド・リル」にてシェフの修業をスタートし、南フランスの「ロアジス」、バンコクの「オリエンタルホテル」、シンガポールと香港の「マンダリンホテル」などで研鑽を重ね、現在では「Jean-Georges」ニューヨーク本店をはじめ、東京店ほか世界各地で星付きレストランを経営している世界的に活躍するシェフが、京都でどのような食の世界を展開してくれるのか、期待が高まります。