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写真家・安珠の展覧会「『A girl philosophy -ある少女の哲学』安珠 写真展」が「シャネル・ネクサス・ホール」にて開催中

安珠さんとエントランスを飾る作品 「内省のはじまり01」©Anju

「オフィーリアをミレイはバスタブで描く」©Anju

写真家安珠さんがライフワークとして撮り続けてきた「少年少女の内なる世界」。今回の展覧会では、少女たちの姿を物語性のある独自の世界観とともに切り取った最新作約50点と映像を過去の作品を交えて展示する。『不思議の国のアリス』や 『青い鳥』 といった誰もが知る児童文学の世界をモチーフに、ある少女が目にし、心に留めた出来事に対して内省を深めて、真理を求め旅をする過程を独自の美意識に彩られた写真で幻想的に表現している。

安珠さんは学生の頃、デザイナーのジバンシーにより専属モデルとしてスカウトされて渡仏し、以降、ヨーロッパを拠点に国際的なモデルとして活躍。1990年の写真家への転身を経て現在に至るまで「少年少女の内なる世界」を撮り続けてきた。今回のテーマについて安珠さんはこのように語る。

「少女の強さを哲学を用いて紐解いていきたい。大人になっていくなかで、与えられたものをただ鵜呑みにするだけでなく、自分なりの内省する時間を持って、”信じられるもの信じられないもの”を見きわめ、主体性を持って成長していく。少女は、時代を変える象徴にもなりえる」

 

 

「太陽の東 月の西」©Anju

「Ribbon Dress」©Anju

共同体に縛られて、ワクからはみ出さないように生きることが主流になっている今、たとえ孤立したとしてもぶれない自分を持って生きることの尊さが少女を通して表れている。

1人が真実に対して手を挙げれば、多くの人たちが賛同してくれる、やがて、主流になれるのではないか」と安珠さんは続ける。

少女は希望の象徴。ウクライナで戦争やコロナで厳しい時代、誰しも希望を持ちたい、と願うが、信じられるものがない。そんな厳しい時代こそ、心の救い、哲学が必要だ。その思いを写真とともに文章に託した。

「付随するテキストと写真を同じように読み進めていってもらいたい」と安珠さん。

 

『青い鳥』心眼©Anju

なかでも、メッセージ性の高い作品は、エーリッヒ・ケストナーの『動物会議』を読む世界中の少女たち。リアルな子供ではなく人形で撮りたい、と世界中から人形のパーツをバラバラにオーダーし、それを組み合わせ、目を入れカツラを選び、世界各国の少女として作り込んだ。

エントランスの幻惑的な写真に誘われて少女の内省の世界に入り込み、さまざまなを旅して、ラストにたどりつくのは渋谷スクランブル交差点。現実に生きていることの意味をあらためて気付かされる。

「シャネル・ネクサス・ホール」は、芸術を愛し、支援したガブリエル シャネルの精神を受け継ぎ、若手音楽家の支援や展覧会など、コンサートとエキシビションをメインに展開している。そんなシャネルの世界観も饒舌に伝える写真展である。

 

 

A girl philosophy –ある少女の哲学』

シャネル・ネクサス・ホール

©Anju

2023.1.18 ()- 2.12 ()

11:00 – 19:00 (最終入場18:30

無休・予約不要(混雑時、入場制限あり)

入場無料

東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルティング4F

https://nexushall.chanel.com/

 

 

 

 

 

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